ゴールド、ダイヤモンド、ニッケルなどの鉱物資源と地下資源に恵まれた西オーストラリアの度重なる発
掘ラッシュによって、州都パースはオセアニア有数の世界都市へと発展を遂げた。イギリス王室造幣局の支局として100年以上前に建築されたのが、市内イーストパースにある造幣局である。このゴールドラッシュ時代の歴史的建造物が、現在もなお造幣局として稼動していることは世界的にも稀少なことで、そればかりではなく一般公開もされ、パースでの重要な観光スポットの役割も担っている。金・銀・プラチナや、近年話題を呼んでいるピンクダイヤなどの免税店を完備しており、そして造幣局からリリースされる数々の記念硬貨の中にあって今年もっともホットな話題といえば、やはりロイヤルウェディングを記念するシルバーコインであろう。
あくる日、パースの南西にある、フリーマントルという小さな都市を訪ねた。スワン川の河口近く、インド洋を望む立地で、今なお西オーストラリアの主要貿易港である。全体に19世紀の面影を強く残すこの街の中でも、ひときわ目立つヴィクトリア調の建物が『フリーマントルマーケット』で、週末ともなればじつに150もの商店が所狭しと店開きし、市民と観光客とが一斉に押しかける華やかなイベント会場となる。生鮮食料品や衣料品、日用品の数々、先住民アボリジニ由来のブーメラン、1000年以上の歴史を持つという世界最古の管楽器ディジュリドゥーといった工芸品から多種多様の土産物まで、どの店も活気にあふ
れる。すべての生産者、素材、商品を地元のものに特化していることがこのマーケットの一番の特徴であり自慢、“ここだけの価値"を手に入れることができるのだ。
掘ラッシュによって、州都パースはオセアニア有数の世界都市へと発展を遂げた。イギリス王室造幣局の支局として100年以上前に建築されたのが、市内イーストパースにある造幣局である。このゴールドラッシュ時代の歴史的建造物が、現在もなお造幣局として稼動していることは世界的にも稀少なことで、そればかりではなく一般公開もされ、パースでの重要な観光スポットの役割も担っている。金・銀・プラチナや、近年話題を呼んでいるピンクダイヤなどの免税店を完備しており、そして造幣局からリリースされる数々の記念硬貨の中にあって今年もっともホットな話題といえば、やはりロイヤルウェディングを記念するシルバーコインであろう。
あくる日、パースの南西にある、フリーマントルという小さな都市を訪ねた。スワン川の河口近く、インド洋を望む立地で、今なお西オーストラリアの主要貿易港である。全体に19世紀の面影を強く残すこの街の中でも、ひときわ目立つヴィクトリア調の建物が『フリーマントルマーケット』で、週末ともなればじつに150もの商店が所狭しと店開きし、市民と観光客とが一斉に押しかける華やかなイベント会場となる。生鮮食料品や衣料品、日用品の数々、先住民アボリジニ由来のブーメラン、1000年以上の歴史を持つという世界最古の管楽器ディジュリドゥーといった工芸品から多種多様の土産物まで、どの店も活気にあふ
れる。すべての生産者、素材、商品を地元のものに特化していることがこのマーケットの一番の特徴であり自慢、“ここだけの価値"を手に入れることができるのだ。




1 スワン川河口に栄えた歴史的港湾都市フリーマントルの街並み。バーやカフェの並ぶカプチーノ通りに続き、週末には民芸品から生鮮食料まで地元生産品であふれる名所『フリーマントル・マーケット』が賑わいを見せる。
2 フリーマントルのベイエリア、休日はここでのんびり寛ぎたい。
3 先住民アボリジニの伝統楽器ディジュリドゥーがマーケットのお土産人気のトップ。
4 州鳥のブラックスワンが散歩するモンガー湖。
2 フリーマントルのベイエリア、休日はここでのんびり寛ぎたい。
3 先住民アボリジニの伝統楽器ディジュリドゥーがマーケットのお土産人気のトップ。
4 州鳥のブラックスワンが散歩するモンガー湖。