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金融コラム
田嶋智太郎 経済アナリスト
政策の恩恵はどこへ?
本稿が読者の目に触れる頃には、すでに7月の参院選の結果は明らかになっている。6月の東京都議選の結果から察するに、やはり自民・公明両党が相当の議席を獲得し、いわゆる「衆参両院のねじれ」は解消されることとなりそうである。
 執筆時の市場には「それでも実際の結果を見届けたい」と様子見姿勢を崩さない投資家の姿も見受けられるが、その一方で早くも参院選後をにらみ、アベノミクスの具体化が早期に進むことで恩恵を受けると見られる株式の個別銘柄に、先回りして買いの手を差し伸べる投資家の姿も見られる。
 「機を見るに敏」なのは一つに投信会社であり、すでにアベノミクスの成長戦略関連として注目される銘柄で運用する投信を新規に設定する動きも相次いでいる。6月28日にはアムンディ・ジャパンが「日本成長戦略株オープン(愛称=りそなノミクス・オープン)」の設定・運用を開始し、7月1日にはDIAMアセットマネジメントが「日本経済『大転換』ファンド(愛称=グレート・ローテーション)」、7月8日には新光投信が「新光日本株成長戦略ファンド」の設定・運用をそれぞれ開始した。いずれも、なかなかユニークな名称や商品設計となっており、それなりに興味をそそられる投資家も少なくないだろう。
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