

(上)舟の形をしたスーパーも。(下)気軽に乗降できる中国への電車。
建設の高さ制限も緩和され再開発地としての条件が揃ったこの一帯は「九龍城」(カオルーンシティー)と呼ばれ、昔ながらの香港の下町風情が残っており、香港庶民に親しまれている。今では食通の町として名をはせるように。中国料理はもちろん、エスニック料理店も多く、活気溢れるミックスカルチャーが楽しい。この南西に紅磡(ホンハム)地区があり、もともとは工場や倉庫街だった所。紅磡には中国の都市への直通列車が発着するターミナルがあり、住居やショッピング・モール、娯楽センター、ホテルなどができている。このようにアクセス面でも優れ、九龍半島の西側はハイエンド向きの開発が進む九龍半島西側とまた違う独特の雰囲気のあるこの一帯を、香港政庁は新しい観光スポットとして見直している。


(上)二階建てバス、トラムも健在。(下)B級グルメも人気。©HONG KONG TOURISM BOARD