
【製品工程】(左から)佐藤博之 クラブ製造部組立修理工程「ヘッド交換やリシャフトなど修理担当です。お客さまの細かい要望を完璧に満たすことをモットーに、どう修理するか迷った時は店舗に問い合わせています。お客さまの要望を少ない情報できちんと理解できるようになりたいですね。」、川村満 クラブ製造部アイアン製造工程「ドライバーのロフト調整が専門。設定された目標値にいち早く正確に合わせるために、絶対的な感覚をもって仕事をしています。名匠になって、指導者としての自覚ができました。今後は後進の育成にも力を尽くしたいですね。」、小田孝二 クラブ製造部ウッド製造工程「もともと手先が器用で、作業は速くて正確。シャフトの長さやバランス、グリップなど、いろんなスペックに合わせて組み立てる技術と知識は誰にも負けません。使って納得してもらえるクラブづくりを目指しています。」、高橋将人 シャフト製造工程AP積層作業「シャフトに巻くカーボンシートは超高弾性で、繊維が折れやすい。形状通り、繊維を傷めずに巻きつけねばと気を使います。自分にとって名匠は通過点。気持ちの中ではまだ上がいると思って、一番を目指してがんばります。」、村上伸 シャフト製造工程塗装作業「シゴキ塗装といって、筒にシャフトを通して塗料をつけてしごく作業。そのスピードや塗料の粘度によって色が変わるので、手の感覚が大事です。この技術を持った作業者が少ないので、育成にも力を入れたいですね。」
非常に増えてるんですよ、熱意系が。ただ問題は、彼らが本間に対して“別世界のブランド"と感じていたことです。『確かに本間はいいモノをつくっているけど、お金持ちのおじさんのクラブでしょ』というふうにね。それを我々は、本間史上初とも言えるスケールで行ったマーケティング調査で痛感したんです。『現状、本間のお客さまは平均年齢が60代後半。このままだと早晩、顧客を失ってしまう』という危機感もありました。ゴルフが新興市場だった昔は『いつかは本間』とあこがれる方がたくさんいらしたんですが、今はそんな時代じゃあありませんよね。市場が成熟し、いいモノが手頃な価格で世の中に出回るようになってきましたから。本間が今後も成長を続けていくためには、マーケティングによってターゲットをしっかり見つけなければなりません。そうして探し当てたのが、酒田工場でつくっている良さを実感してもらえる熱意系だったんです」
“本間の雨"が降った!
今年2月に発売したツアーワールドは、ヘッド容積別に3タイプのドライバーをラインアップ。高度なコントロール性を実現した小ぶりの430、強弾道をはじき出す455、ミスヒットによる飛距離ロスを抑える理想的なバランスの460がそろう。またアイアンは、高いスピン性能とコントロール性能で思い通りの球筋で攻めるプロ仕様のマッスルバックMと、安定した飛距離と方向性が持ち味のキャビティーV、高弾道でやさしく飛ばせる2ピース構造のPと、3タイプが用意された。さらに新開発シャフトの「VIZARD(ヴィザード)」は、飛距離重視と安定性重視の2タイプだ。「ツアーワールドの顔を見た瞬間、思い通りに振れそう、落とし所を点で狙えそう、といった最高の予感が走るはず」と、諏訪氏は胸を張る。
“本間の雨"が降った!
今年2月に発売したツアーワールドは、ヘッド容積別に3タイプのドライバーをラインアップ。高度なコントロール性を実現した小ぶりの430、強弾道をはじき出す455、ミスヒットによる飛距離ロスを抑える理想的なバランスの460がそろう。またアイアンは、高いスピン性能とコントロール性能で思い通りの球筋で攻めるプロ仕様のマッスルバックMと、安定した飛距離と方向性が持ち味のキャビティーV、高弾道でやさしく飛ばせる2ピース構造のPと、3タイプが用意された。さらに新開発シャフトの「VIZARD(ヴィザード)」は、飛距離重視と安定性重視の2タイプだ。「ツアーワールドの顔を見た瞬間、思い通りに振れそう、落とし所を点で狙えそう、といった最高の予感が走るはず」と、諏訪氏は胸を張る。