

(左)ゴージャスな環境の美を活かしたシンプルな造りが魅力の「ラ・スルタナ・ワリディア」。
そんな町の農地と塩湿地の間で、海を臨むようにして佇むのが「ラ・スルタナ・ワリディア(La Sultana Oualidia)」だ。オレンジの匂いがほのかに香るこの古いムーア式の城砦は、マラケシュ中心地にある高級リアド「ラ・スルタナ・マラケシュ(La Sultana Marrakech)」の姉妹ホテル。豪華できらびやかなマラケシュのリアドに比べ、辺りの自然の美しさを活かしたワリディアの宿は、この町同様、足を踏み入れた瞬間から心身を落ち着かせる閑静な空間だ。客室はスイートも合わせて11室。周りにあるのは、ターコイズ色のプールとエキゾチックな植物が溢れる温室、どこまでも気の利くスタッフと、二つの岬の間に広がるラグーンだけ。潮の満ち引きのリズムと、食事の始まりの合図だけが時間を教えてくれる。
ラグーン沿いに延びる桟橋の先に用意されたテーブルには、ワリディア名物のカキはもちろん、ウニ、ザル貝、アサリ、そしてナイフが丁寧に並び、晩餐の準備万端。厨房脇には、岩を削って造られた海水槽の中に活きのいいロブスターやカニ、車エビが。選んだシーフードをグリルで調理してもらっていると、モスクに向かうボートが穏やかな水面を横切って行くのが見えた。
ラグーン沿いに延びる桟橋の先に用意されたテーブルには、ワリディア名物のカキはもちろん、ウニ、ザル貝、アサリ、そしてナイフが丁寧に並び、晩餐の準備万端。厨房脇には、岩を削って造られた海水槽の中に活きのいいロブスターやカニ、車エビが。選んだシーフードをグリルで調理してもらっていると、モスクに向かうボートが穏やかな水面を横切って行くのが見えた。


(右)新鮮な空気の中で味わう新鮮なシーフードはまさに絶品。