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(左・中)スタッフも店の雰囲気もさり気なく素朴でフレンドリーな「Erba Brusca Osteria」。(右)菜園に面した「Erba Brusca Osteria」のダイニング席。
MILANO ALFRESCO
Source: Tablet Hotels
灰色の街ミラノが、グリーンに変身中です。
色の街として知られるイタリアの産業都市ミラノだが、近頃この街では緑も目に入ることが多くなってきた。それもそのはず、2年後に予定されている国際博覧会が環境問題に焦点を置いているとあって、地球に優しい開発プロジェクトが街全体で行われているのだから。建築家ステファノ・ボエリのボスコ・ヴェルティカーレ(Bosco Verticale)タワー、都市再森林化プロジェクトのビオミラノ(BioMilano)、ポルタヌオヴァ(Porta Nuova)地区に新たに造られているガーデンなどもその一部。でもこのフレッシュな緑化運動に飛びつくのに、2015年まで待っている必要はないだろう。今すぐミラノでグリーンな週末を楽しむなら、こんなアイデアはいかが。

街の外へ出よう
市内にあるセンピオーネ公園(Parco Sempione)やインドロ・モンタネッリ庭園(Giardini Publicci Indro Montanelli)は、どちらも都会のオアシスとなっているけれど、新鮮な空気を楽しむなら、もう少し足を延ばして北ミラノ公園(Parco Nord Milano)へ。全長30キロメートルの遊歩道と、もともと農地だった600ヘクタールにおよぶフィールドのおかげで、週末にはたくさんのミラノっ子たちが集まり、スポーツやピクニックを楽しむ姿を見ることができる。また、市内から西には、カーヴェ公園(Parco delle Cave)、トレンノ公園(Parco di Trenno)、ボスコインチッタ(Boscoincittà)の3つが構成するイタリア最大の都市森林が。東には、風情あるロンバルディア州郊外の景観を再現した、ミラノ最大の公園、ランブロ公園(Parco Lambro)が広がっている。

田舎風ガーデンランチ
ティチネーゼ門からナヴィーリョ・パヴェーゼ水路沿いを自転車でクルージングしていると、その先に見えてくるのは緑に囲まれた田舎風を気取ったちょっとレトロなオステリア「エルバ・ブルースカ(Erba Brusca)」。イタリア語とイタリア料理に恋してここに落ち着いた、フランス生まれのシェフ、アリス・デルクールさんが手がけるのは、家庭菜園で育てたハーブを使った新鮮なオーガニック季節料理。亜硫酸無添加のワインと共にいただきたい。
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