世界の贅沢、NILEの贅沢

（上左）ニューヨークの「シタラスフィットネス」と提携したフィットネスクラブ。一人ひとりに合わせたプログラムを行う運動設計システムを導入している。（上中）アーバンアイランドにあるラグジュアリーカバナ。ソウル市内の夜景を眺めながら、シャンパンを片手に贅沢な時間を過ごしたい。（上右）ドアを開けると自動的にブラインドが上がり、窓からの景色が視界に入る客室。リニューアルによってモダンで洗練された空間に生まれ変わった。（下左）最上階の23階に新しくオープンした「エグゼクティブラウンジ」は、ペントハウスのリビングをイメージしたくつろぎの空間。（下中）エグゼクティブラウンジの朝食はヘルシーな料理が並ぶビュッフェスタイル。大開口からソウル市内を一望できる贅沢なスペース。（下右）景色を眺めながらバスタイムを楽しめるバスルームは、洗面スペースとの間仕切りをガラス張りにした開放的な空間になっている。

韓国の伝統と現代を融合した開放的なエントランスでチェックインを済ませ、客室に足を踏み入れると、窓外に南山の緑が現れる。これまでのクラシックな印象からモダンな空間に生まれ変わった客室は、ニューヨークのフォーシーズンズホテルや香港のマンダリンオリエンタルホテルなどを手掛けたピーター・レメディオス氏によるデザイン。何よりも睡眠を重視した空間で、寝具にシモンズの最高級アイテムを使用するなど、快眠を得られるよう細部まで考えられている。またベッドルームに隣接するバスルームの間仕切りには引き戸を採用。開け放つとベッドルームの先にある窓から南山を眺められる贅沢なスペースだ。バスタイムの後は、希少なアルコールやスナックがそろう「プライベート・バー」を楽しみたい。ヨットスタイルをコンセプトにした、これまでのミニバーとは異なる充実の品ぞろえ。韓国ホテルの中でも最大の大型スマートテレビやワークスペースなども用意されているので、眠る前のひとときを自分のスタイルに合わせてゆったりとくつろげる。
　朝食は、最上階の23階にオープンした「エグゼクティブラウンジ」で頂く。ペントハウスのリビングをテーマにデザインされた空間は、まさに最高の居心地。ベージュを基調とした落ち着いた色合いのスペースには、いくつものリビングが連続するように配置され、大開口からはソウル市内を一望できる。朝食、軽食、アフタヌーンティー、ハッピーアワーと、韓国では初となる一日4回のダイニングを提供しているため、時間の流れと共に変化する風景を眺めながらゆったりと過ごせるだろう。また同じく23階に新しくオープンしたフレンチレストラン「コンチネンタル」や韓国レストラン「羅宴（らよん）」では、本格的な料理を味わえる。
　朝食の後は、野外プールで太陽の光を浴びながら心身を解放させたい。リニューアルで新しく生まれ変わった野外プールは「アーバンアイランド」と名付けられ、アイランドビストロ、アイランドバー、ラグジュアリーカバナなどが追加されたアウトドアダイニングのような空間に変貌を遂げた。夜になると照明の明かりがともり、昼とは全く異なる大人の雰囲気が漂う魅惑的なスペースで、オープン前日には盛大なパーティーが開催された。温水プールとジャグジーを備え、ほぼ通年利用できるのもうれしい。