

(左)リゾート内の自家菜園。(中)リゾートのエコ・ツアー。
フランジパニ・リゾートが特に熱心なのが、「水」対策。リゾート内の建物に100余り大型の雨水タンク(1000ℓ)を設置することで大きく給水をまかなっている。一回の雨で全タンクが満たされるため、数年前に比べて水道料金は半減した。画期的なのは排水ゼロを達成していることだ。リゾートの裏手に湿地帯を作り、その池の水生植物でホテルの汚水を全て自然浄化し、リサイクルするシステムを2年前に完成したためだ。
湿地帯は0.5エーカーほど、その中央に水深1.5mほどの池が設けられている。ここに浄化槽を経たトイレの汚水、洗濯、台所、風呂などの排水が注がれる。そして、この池のウォーターミモザ、ウォーター・ヒヤシンス、ヨウサイ、スイレンなどが、有機物や重金属成分などを、自然フィルターのように濾過してゆく。4日ほどで飲み水にもできる水質となる。
「試行錯誤を重ね、浄化に最適の水生植物の組み合わせを発見しました。特別な機械や薬品を用いるわけではないので、環境にも優しく、かつ安価です。おかげで、周辺の海の水もクリーンです」
フランジパニではこの浄水は主にガーデニング用に使われている。ホテルの名前でもある、地元の花でリゾートの随所に咲くフランジパニもこの恩恵を受けているわけだ。
湿地帯は0.5エーカーほど、その中央に水深1.5mほどの池が設けられている。ここに浄化槽を経たトイレの汚水、洗濯、台所、風呂などの排水が注がれる。そして、この池のウォーターミモザ、ウォーター・ヒヤシンス、ヨウサイ、スイレンなどが、有機物や重金属成分などを、自然フィルターのように濾過してゆく。4日ほどで飲み水にもできる水質となる。
「試行錯誤を重ね、浄化に最適の水生植物の組み合わせを発見しました。特別な機械や薬品を用いるわけではないので、環境にも優しく、かつ安価です。おかげで、周辺の海の水もクリーンです」
フランジパニではこの浄水は主にガーデニング用に使われている。ホテルの名前でもある、地元の花でリゾートの随所に咲くフランジパニもこの恩恵を受けているわけだ。

(右)浄水を口に含んでみせる、アンソニー・ワン氏。