
雨でぬれた石畳の上にもスマートにとどまるカイエンSE-ハイブリッド。実に美しいこの姿は、すーっと静かに走り出す感覚を思い出す。ガソリンを1滴も使わずに36キロも走るこのクルマのすごさを実感する。
カイエンは余裕ある車体を持つプレミアムSUVである。5人の大人と荷物を積める能力と、あらゆる細部に至るまでの作りのよさと、シャープな印象が強いスタイリングを高く評価されている。加えて、電気モーターの長所を積極的に利用した環境対応車としての特長がある。
実際作りのいいシートに背中をあずけ、パワートレーンのスイッチを入れるとまず、電気モーターだけが始動する。そして外部充電式のプラグインハイブリッドシステムの恩恵により電気モーターだけで36キロもの航続距離を誇る。エンジンが動いても、高速走行などではコースティングといってエンジンとドライブトレーンが切り離される。最小限の燃料しか消費しないアイドリング状態のまま走らせることが可能だ。
エレクトリック走行モードは、単なる省エネのためのシステムではない。ガソリンやディーゼルといった内燃機関と違い、ゼロからいきなり最大トルクを発生する電気モーターの特性を生かし、加速時にも大きな働きをする。エンジンでの走行中アクセルペダルを強く踏み込むことで、スーパーチャージャーを備えた3リッターV型6気筒の力に加え、電気モーターが動いてトルクを上積みするのだ。ブースト機能とポルシェが呼ぶこの機能は異次元の、とつけ加えたくなる力強さである。
実際作りのいいシートに背中をあずけ、パワートレーンのスイッチを入れるとまず、電気モーターだけが始動する。そして外部充電式のプラグインハイブリッドシステムの恩恵により電気モーターだけで36キロもの航続距離を誇る。エンジンが動いても、高速走行などではコースティングといってエンジンとドライブトレーンが切り離される。最小限の燃料しか消費しないアイドリング状態のまま走らせることが可能だ。
エレクトリック走行モードは、単なる省エネのためのシステムではない。ガソリンやディーゼルといった内燃機関と違い、ゼロからいきなり最大トルクを発生する電気モーターの特性を生かし、加速時にも大きな働きをする。エンジンでの走行中アクセルペダルを強く踏み込むことで、スーパーチャージャーを備えた3リッターV型6気筒の力に加え、電気モーターが動いてトルクを上積みするのだ。ブースト機能とポルシェが呼ぶこの機能は異次元の、とつけ加えたくなる力強さである。

強羅花壇の象徴でもある柱廊。ガラスに覆われた左右の扉は、全面開放できるため、四季を肌で感じることができる。周囲の景色や太陽の光など、時間の変化でさまざまな表情を見ることができる特別な空間だ。