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(上)「 いちご泥棒」では縦に3種、横に4種、いちごには部分的にもう1種の糸を使用。多くの色を使った緻密なデザインを再現するため、糸の種類や色数は一般的な織物より多いという。(左下)オリジナルのデザインを織物として再構成する作業は全て川島織物セルコンが担当。京都・市原にある工場で一枚一枚丁寧に織り上げている。
(右下)モリスのデザインは世界中で知られる普遍的なものだが、織物で表現しているのは日本の「モリスデザインスタジオ」のみ。奥行き感のある贅沢な質感は織物ならではだろう。
そんなモリスの壁紙やテキスタイルは、前述のようにオリジナルの多くが木版プリントであり、現在でもほぼ全てがプリントで再現されている。世界中に広く普及するデザインだが、織物で表現しているのは日本の「モリスデザインスタジオ」だけだろう。川島織物セルコンでは長年の歴史のなかで培ってきたノウハウを生かし、糸の色や種類を丁寧に選びながら独自の織物設計図を作成。緻密で計算し尽くした彼のデザインを織物で再構成することで、プリントにはない立体感や深みを表現し、モリスの世界を引き立てながら独自の魅力を生み出している。
 これまでに数々のデザインを再現し、バリエーション豊かなラインアップをそろえるが、最も人気を集めているのはいちごをついばむツグミを描いた「いちご泥棒」。モリスが刺繍(ししゅう)で表現した「ケルムスコットツリー」は、より立体感が引き立つよう織られている。レリーフのように草花の柄が浮かび上がる「エイコーン」は単色で織り上げているため、どのようなインテリアにもなじみやすいだろう。どれも空間をエレガントに彩り、織物ならではの重厚感や高級感を楽しむことができる。
 これらのファブリックはカーテンや家具の張り地としてオーダーできる他、クッションやテーブルランナー、マットやラグといった製品もそろえる。まずはクッションだけでも気軽に取り入れ、モリスの世界を身近に感じてほしい。

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●川島織物セルコン TEL03-5144-3892 
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