

(上)バトラーであるラース氏は大学で日本学と東南アジア学を専攻。各地を旅し、10年前に宮古島に“漂着”したという。旅経験が豊富なことがゲストとのコミュニケーションの糸口になることも多いそうだ。(下)創作イタリアン「リストランテ グランマーレ」のザ シギラ宿泊用のスペシャルメニュー。メーンは「沖縄県産黒毛和牛のフィレ ボルチーニ茸ソース」。ゴーヤ、カボチャ、紅イモなどの宮古島の野菜が添えられている。
部屋は2ベッドルーム、トリートメントルームを配したタイプなど、滞在スタイルに合わせて選べる5タイプがそろっていて、どの部屋もシックなテイストに彩られた広々とした空間だ。また全室、年間通じて利用できる温水のプライベートプールを備え、そのプールに面した陽光降り注ぐ開放的なテラスにはアウトドアリビングとジャグジー、窓辺にはくつろぎのデイベッドがしつらえられている。「ただここにいるだけで、心が幸福感に満たされる」、そんな部屋である。とりわけプレミアムなのは「シギラスイート」。敷地は約6700㎡、4ベッドルームを備えた2階建てで、色とりどりの花が咲き誇る広いガーデンからは宮古ブルーの海が堪能できる。
この部屋で改めて海を一望した。サンゴ礁が透けて映る淡いブルーと、水深の深い沖に広がる濃いブルーと、2層の海の境に白い波が立つ様は、実に美しい。加えて、空に向かって盛り上がるように孤を描く水平線が、何とも言えず魅力的。錯覚かもしれないが、宮古島で見る水平線はとても高いのだ。こういう海の表情を、時にはプールで水遊びをしながら、時にはデイベッドでまどろみながら、時にはテラスで食事をしながら、心ゆくまで楽しみたい。何日いても見飽きることのない海がここにはある。1泊ではもったいない。
バトラーとオールインクルーシブ
「ザ シギラ」で特徴的なのは、バトラーが上質なもてなしで滞在をサポートしてくれることだ。空港での出迎えに始まり、チェックイン、施設の説明から各種サービスの利用、レストランへの案内、出発時の荷造りと見送りまで、一人ひとりに合わせてきめ細かなサービスを提供する。そのバトラーの一人、ドイツ・ベルリンからやって来たルデケ・ラース氏は「どんなリクエストにもお応えします」とキッパリ。
「ご予約いただいたら、こちらにいらっしゃる3週間前くらいからお客さまとのコミュニケーションが始まります。ですから実際にお会いした時にはもう、旧知の方のよう。ほどよい距離感のいい関係をつくることができます。そうして余裕をもって、でも決して気を抜くことなくサービスを提供することを心掛けています。方々走り回り、力仕事に汗かいて、忙しく働いて。お見送りした時に『また来ますね』と言っていただけるのが一番うれしいですね」
この部屋で改めて海を一望した。サンゴ礁が透けて映る淡いブルーと、水深の深い沖に広がる濃いブルーと、2層の海の境に白い波が立つ様は、実に美しい。加えて、空に向かって盛り上がるように孤を描く水平線が、何とも言えず魅力的。錯覚かもしれないが、宮古島で見る水平線はとても高いのだ。こういう海の表情を、時にはプールで水遊びをしながら、時にはデイベッドでまどろみながら、時にはテラスで食事をしながら、心ゆくまで楽しみたい。何日いても見飽きることのない海がここにはある。1泊ではもったいない。
バトラーとオールインクルーシブ
「ザ シギラ」で特徴的なのは、バトラーが上質なもてなしで滞在をサポートしてくれることだ。空港での出迎えに始まり、チェックイン、施設の説明から各種サービスの利用、レストランへの案内、出発時の荷造りと見送りまで、一人ひとりに合わせてきめ細かなサービスを提供する。そのバトラーの一人、ドイツ・ベルリンからやって来たルデケ・ラース氏は「どんなリクエストにもお応えします」とキッパリ。
「ご予約いただいたら、こちらにいらっしゃる3週間前くらいからお客さまとのコミュニケーションが始まります。ですから実際にお会いした時にはもう、旧知の方のよう。ほどよい距離感のいい関係をつくることができます。そうして余裕をもって、でも決して気を抜くことなくサービスを提供することを心掛けています。方々走り回り、力仕事に汗かいて、忙しく働いて。お見送りした時に『また来ますね』と言っていただけるのが一番うれしいですね」


(上)スパでは、「細胞活性化療法(アンチエイジング)」で有名なクリニックの最先端技術を結集して開発された化粧品「スイス・パーフェクション」によるリラックスをもたらす施術を受けられる。(下)どのホールからも太平洋の大海原の雄大な景観が楽しめる。加えて随所に咲き誇る南国の花々。女性的な景観が愛されている。