
サンゴ礁に囲まれた白砂の美しいシギラビーチ。静かで落ち着きのある“大人のプライベートビーチ”といった雰囲気だ。カバナやシュノーケリングのセット、パラソルなどのレンタルができるビーチハウスもある。「ザ シギラ」宿泊者はこのカバナを無料で利用できる。

Great Escape
懐かしき亜熱帯
南西楽園
懐かしき亜熱帯
南西楽園
Photo Masahiro Goda Text Junko Chiba
進化し続ける、宮古島・南西楽園に「熱い季節」が到来した。「1万人が暮らすリゾートシティ」の創造に向けてプロジェクトが始動してから27年。南西楽園は、約100万坪の巨大なキャンパスに「至高の楽園」を描き続けてきた。それは草木を植え、花を咲かせ、生き物たちを呼び寄せることに始まった。宮古島の豊かな自然と共鳴するように、リゾート内にも“自然”を育み、そして、施設を増やしながら拡張と進化を続けてきたのである。この「進化するリゾートシティ」の極上の滞在スタイルを紹介する。
宮古空港に降り立った瞬間、灼熱の陽光にさらされた。暑い……。
しかし車で走ること十数分、眼前に海が開け、“南西楽園"に近づくにつれて、暑さによる苦痛が爽快感に変じていた。それは、空に向かって2層、3層のブルーが続く広大な美し過ぎる海と、その海から木々や花々の間を縫うように流れてくる強く涼やかな風のたまものなのかもしれない。
南西楽園にはいつも、現代人の体と心に蓄積された“日常の澱"を雲散霧消させる心地よい「極楽の余り風」が吹いている。
ザ シギラ誕生
1993年のホテルブリーズベイマリーナ開業から20年、その進化の集大成として今年4月27日、南西楽園に最上級のホテルブランドが誕生した。その名も「ザ シギラ」――。
シギラ岬から海を一望する、敷地の中でも最も美しい景観を独占する一等地に独立して立つ、10室のスイートヴィラである。高台から眺めると、緑豊かな植栽に包まれたこの瀟洒な建物の、琉球赤瓦色の屋根の連なりがひときわ目を引く。そのギリシャにも似た、ぬくもりのある景観を見ただけで、ここは特別な空間なのだと感じ入る。
しかし車で走ること十数分、眼前に海が開け、“南西楽園"に近づくにつれて、暑さによる苦痛が爽快感に変じていた。それは、空に向かって2層、3層のブルーが続く広大な美し過ぎる海と、その海から木々や花々の間を縫うように流れてくる強く涼やかな風のたまものなのかもしれない。
南西楽園にはいつも、現代人の体と心に蓄積された“日常の澱"を雲散霧消させる心地よい「極楽の余り風」が吹いている。
ザ シギラ誕生
1993年のホテルブリーズベイマリーナ開業から20年、その進化の集大成として今年4月27日、南西楽園に最上級のホテルブランドが誕生した。その名も「ザ シギラ」――。
シギラ岬から海を一望する、敷地の中でも最も美しい景観を独占する一等地に独立して立つ、10室のスイートヴィラである。高台から眺めると、緑豊かな植栽に包まれたこの瀟洒な建物の、琉球赤瓦色の屋根の連なりがひときわ目を引く。そのギリシャにも似た、ぬくもりのある景観を見ただけで、ここは特別な空間なのだと感じ入る。