


(上)「スプーンバー」の地元産ビーツとシェーブルチーズのタルタルサラダ。近所のワイナリー「メドロック・エイムズ」のケニーさんは、家庭菜園で育てたビーツでピクルスを作るのだそう。(中)ドライクリーク・ロード沿いに散在するワインブドウ農園で買い集めたワインいろいろ。(下)ガイザーヴィルで見かけた古びたトラック。味のある錆び具合に心を惹かれて。
昔ながらの環境を大切にしたワイン産地というだけあって、食材を第一に考えたその食文化とオーガニック・ワインの存在にも納得。チョークヒル・ワイン農園の深林で探したキノコ類、ヒールズバーグ中心地にある「h2ホテル(h2hotel)」のバーで、カクテルに変身するフレッシュフルーツなど、口にするものすべてが、この里の味を確かめさせてくれる。それは、ワインに関しても同様。ワイン農園は、テイスティング・ルームを通してではなく、その農園の酒造家と回ってこそ、土地と味の関係がより深く、しかももっと楽しく、理解できるようになるものなのだ。