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(左)木の上に登り、獲物に狙いを定めるライオンの群れ。ネコ科の野生動物では、ライオンだけが群れで協力して狩りをする。(右)道を横切るマサイキリンの群れ。日本の動物園でよく見るアミメキリンと違って、体の模様が不規則で細かい。振り向いたのは好奇心の強い子どもだ。
荒涼としたサバンナ・アンボセリ国立公園
今や国立公園や保護区はアフリカ全土に存在するが、中でもケニアで最初に制定されたナイロビ国立公園は、ダウンタウンから車で十数分という都市型の立地。ここでは他の国立公園でもあまり見ることのできない、ライオンのハンティングに遭遇した。狙いを定めるライオンの鋭いまなざしに、命を懸けた緊張感が漂う。動物越しにナイロビのビル街が見える風景が、アフリカの縮図のようだ。
 ナクル湖国立公園はフラミンゴの大群で知られる。その数は多いと200万羽を超し、広大な湖がピンク色に染まる壮大な光景は圧巻だ。この地溝帯には活火山が集中していて、辺りの湖を強アルカリ性のソーダ湖にしている。多くの生物にとっては死の湖だが、フラミンゴは湖に生息する藍藻類を食べるため、水から藻を濾し取る特殊なくちばしを進化によって手に入れた。また周辺は、南アフリカからシロサイや絶滅危惧種のウガンダキリン(ロスチャイルドキリン)を受け入れている地域。希少な動物が木陰に集い、のどかに草を食む様子は、さながら前時代の楽園のようだ。
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