世界の贅沢、NILEの贅沢

（左）小野芳司（おの・よしつぐ）。医療法人財団興学会代表理事。興学会は、吉田茂元首相らが中心となって1947年に医師の技術の発展と教育を目的に設立。医師の海外研修を通して、海外の医科歯科情報を日本に伝える活動をしている。
（右）津田忠政（つだ・ただまさ）。医療法人社団光揚会ラ・デントグループ理事長／歯学博士。国際レーザー歯学会フェローシップ、日本レーザー歯学会認定医、指導医、理事、日本アンチエイジング歯科学会理事 他。2007年にワールドシティデンタルクリニック（写真）開業。

審美治療は最先端科学にあり「ルミネアーズ」

Photo TONY TANIUCHI Text Mayumi Sakamoto

ルミネアーズは歯を削らずに装着できる画期的な歯科技術だ。
アメリカ・デンマット社が誇るこの技術を知り尽くす先生に、魅力について語ってもらった。

小野：先日はデンマットと米国臨床学会主催のラスベガス学会へご参加いただき、ありがとうございました。
津田：素晴らしかったですよ。米国で最先端歯科を実践されている先生の話や、デンマット社の取り組みについて知ることができて有意義でした。商材もいくつか購入しましたが、印象材にワイルドベリー風味、シリコンバイトもチョコレート、バニラ味などがあって驚きました。患者さんにも喜ばれていますよ。
小野：まさに、デンマットの創業精神はそこにありまして、1974年の創業以来、患者さんに「WOW!」と感動していただけるようなハイエンドな商品や歯科技術の提供をモットーにしています。
津田：今までになかった商材ばかりですね。ただ、一つ気になるのが、価格が従来のものよりも高いということです。
小野：確かに、デンマットの商品は他と比べると若干高いんですが、高品質なものを提供するために限りなく良い素材を使っているからでもあります。アメリカでは一つのブランドとして認知されており、歯科業界のルイ・ヴィトンやエルメスを目指しているところです。津田先生には実際に使っていただいていますが、どのような感想をお持ちですか？
津田：ルミネアーズは、削らないで接着できるところが画期的ですね。削るという行為がないのは、患者さんにとって強いインパクトになっています。前歯の矯正が必要な症例にも適用できますし、喜んでいただいているというのが現状です。ルミネアーズは、長期例もあるんですね。