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「グランビスタギャラリー サッポロ」では、年に6回の展覧会を開催する。開場時間は11:00~19:00。第3回の展覧会は、ギャラリーのデザインを手掛けたインテリアデザイナー内田繁展(10月31日~12月10日)を開催予定。
ホテルが文化発信基地になる日 札幌グランドホテル
Photo Masahiro Goda(人物) Text Junko Chiba
2014年、札幌グランドホテルが80周年を迎える。その新たな歩みに先んじて、この夏、一大プロジェクトが始動した。「生活文化の発信基地」としてのギャラリーの開設――。ロビーの一角にこの新名所「グランビスタギャラリー サッポロ」が誕生した、その理由を札幌グランドホテルの総支配人、秋月清二氏に聞いた。
7月2日、「グランビスタギャラリー サッポロ」の幕が切って落とされた。記念すべき第1回の展示は「永井一正『LIFE』展」。1980年代後半より独自の創作活動として、動植物をモチーフにした「LIFE」シリーズを展開する氏の作品に、訪れた人たちは時に感嘆の声を漏らし、時に談笑の輪を広げる。豊かな時間の流れに身と心を委ねながら。
 この日、ギャラリーのオープンを記念して、初回を飾るグラフィックデザイナーの永井一正氏と、ギャラリーのデザインを手掛けたインテリアデザイナーの内田繁氏の記念講演会とオープニングレセプションを開催。これらのイベントは、大勢の人でにぎわい、老舗ホテル内の“本格派ギャラリー"は好調に滑り出した。「第2回は、日比野克彦さんの作品をご紹介します。続いて、日常の中に宿る美を創出するインテリアデザイナーの内田繁さんや、世界を旅する中で多くのスケッチを残された文化人類学者の山口昌男さんなど、2カ月に1度くらいの周期でユニークな企画展を開催していく予定です」
 レセプションであいさつに立った、札幌グランドホテルの総支配人・秋月清二氏は語る。
 北海道の本格的洋式ホテル第1号として誕生した札幌グランドホテルは、官民協同で立ち上げた当初から、地域観光の発展に寄与するために、さまざまな期待と使命を担ってきた。現在、同ホテルを運営するグランビスタ ホテル&リゾートは、同様の役割を果たすホスピタリティー企業であり、その旗艦ホテルである札幌グランドホテルが80周年を迎えるに当たり、新時代のあるべき姿として、新たな価値創造、文化貢献の場を目指し、ホテルの顔であるロビーにギャラリーを誕生させたわけだ。
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