世界の贅沢、NILEの贅沢

9月に「フジサンケイクラシック」が開催された富士桜カントリー倶楽部。名門の名におごることなく飽くなきコース改造を続ける精神は、伝統と革新の融合を追い求めるプジョー508と重なるところがある。日本建築を基調とした風格漂うクラブハウスに、秀麗なる4ドアセダンが良く似合う。

フランス流バカンスの旅「富士桜高原別荘地×プジョー508」

Photo Satoru Seki　Text Tatsuya Kushima

バカンスの国フランスでは、１カ月くらい家を空けて郊外へ出掛けるのが当たり前。
愛車に荷物を満載して、リゾートや片田舎の別荘へと向かうのだ。
そんなフランス流バカンスを日本で体験するとしたら――
都心からわずか１時間半の富士桜高原別荘地へ、プジョー508を走らせた。

「バカンスのために生活している」とまで言われるフランス人。彼らは長い休暇を取り、それを満喫するのを生涯の目的とするかのような日々を送っている。クルマには家財道具が積まれ、はるばる何時間も掛けて遠征。ある者は地中海を目指し、ある者はアルプスを目指す。人工的ではない自然の中での生活を求めて……。
　アルプスとまではいかないが、日本にも富士山という立派な山がある。その裾野は自然の宝庫で、言わずもがな四季折々の美しい姿を拝める。河口湖から程近い場所にある富士桜高原別荘地はまさにそんな所だ。夏は避暑地として知られるが、これからの季節も色付く草木を堪能できる。日ごとに色を変えていく姿はまさに自然の驚異。都会に暮らしていると忘れがちな季節の移ろいを肌で感じられる。