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フランク・ミュラーの秋
Photo TONY TANIUCHI Masahiro Goda
Text Junko Chiba
タイムピースの可能性
初の日本開催となったフランク・ミュラー ウォッチランドの新作展示会WPHHの会場は「京都しか考えられなかった」という。
 フランク・ミュラーが心酔する京都には、時計師の感性と完璧に調和する美学があり、互いの美意識の融合・共振により新たな宇宙が現出する予感に胸躍るものを感じたからだ。選び抜かれたお披露目の舞台は、東山の中腹、「ザ・ソウドウヒガシヤマ・キョウト」。70年ほど前まで近代日本画の巨匠・竹内栖鳳が晩年を過ごしたアトリエ兼自邸のここで、“美粒子"の競演が繰り広げられた。

1. ハート トゥ ハート “トレゾ"
「人によって愛の形は異なるもの。自分だけの思いを特別な数字に託して、その人にとっての特別な時計(=宝物“トレゾ")となるように」とフランク・ミュラーの願いが“ハート"に込められている最新作は、1時から12時位置のインデックスのいずれか一つにハートが施され、自分の好きな時間を選べる。全12モデル。5002SQZC8HJRED クオーツ、ケースサイズ31.0?26.0㎜、ステンレススチール?ステンレススチールブレスレット、651,000円。

2. インフィニティ サンライズ
インフィニティ サンライズのトノウ・カーベックス型は、ハイジュエリーウオッチとしてかなり魅惑的である。ケース上下にはそれぞれダイヤモンドが2列セッティングされ、文字盤にマザーオブパールとパヴェダイヤモンドが配されている。この時計という宝石は自然と融合した時、この上なく美しく輝き始める。1752QZSNRDCD クオーツ、ケースサイズ35×25㎜、ステンレススチール+ダイヤモンド×クロコダイルストラップ、2,625,000円(予価)。

3. カオス&コスモス
フランク・ミュラー自らが解釈した“時間"という秩序を再構築したのがこの新作だ。無から秩序(=時間)が生まれる直前の“混沌(カオス)の状態"をイメージしたトノウ・カーベックス カオスと、宇宙(コスモス)の中に秩序が創造されるという神々しいシーンがテーマのトノウ・カーベックス コスモス。(右)8880SCBLNRCHAOS (左)8880SCCOSMOS 自動巻き、ケースサイズ55.5×39.5㎜、ステンレススチール×ラバーストラップ、1,680,000円(予価)。
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