
(左)トゥールーズ中心街。 ©tourisme de Toulouse(中)サンテグジュペリの部屋。(右)ホテル・バルコンのラウンジ。

TOULOUSE
Text Koko Shinoda
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遥かなる「飛行」の夢、星の王子様と旅する
ピレネー山麓の古都、トゥールーズ
煉瓦造りの中世の町並が「薔薇色の町」と呼ばれている、トゥールーズ。第一次大戦後、ここに飛行機を愛した人々が集った。「星の王子様」の作家でもあった、サンテグジュペリもその一人。エール・フランスの前身、アエロポスタルに郵便飛行便の飛行士として雇われ、トゥールーズを拠点にアフリカや中東に飛んだ。
「夜間飛行」と並ぶサンテグジュペリの飛行をテーマにした著書「南方郵便機」は、「フランス~南米線郵便機、五時四十五分、トゥールーズ離陸」で始まり、「ダカールよりトゥールーズへ。郵便機、無事ダカール到着」で結ばれている。1920年代、大陸間飛行はかなりの危険で、サンテグジュペリは何度も事故に。「星の王子様」は、リビア砂漠に不時着した経験がもたらした作品らしい。
サンテグジュペリや他の飛行士が合宿所になっていた、ホテル「グラン・バルコン」は、今も開業している。モダンに改装され客室の壁は空が描かれ、飛行ロマンたっぷり。サンテグジュペリが滞在した32号室は、昔のままに再現されている。アールデコ調のラウンジでは、サンテグジュペリら飛行士のポートレートに迎えられる。
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