
(上)薄暮にくっきりと浮かび上がる富士は、美しい山容と完璧な形にため息が出る。富士山と山中湖を真正面に捉えることができる場所に、純和風のヒノキ風呂を持つ温泉大浴場を配した。露天風呂では心地良い風と山の空気、そしてこのぜいたくな眺めを堪能しながら、温泉につかることができる。

富士と過ごすホテル
コーユー倶楽部
山中湖畔サロン
コーユー倶楽部
山中湖畔サロン
Photo Satoru Naitoh Text Mayumi Sakamoto
イタリアンクラシックの美しいデザインに囲まれて、清らかな水をたたえる山中湖、そして富士を眺める。この夏グランドオープンしたばかりの完全会員制ホテル、山中湖畔サロンで、ぜいたくなロケーションを堪能する、極上のステイはいかがだろう。
そのたたずまいは、世代を超えて愛される優美なイタリアンクラシック。富士を望む山中湖畔という絶好のロケーションに、華麗でいて端正な建物が見事に調和している。この7月にグランドオープンした「コーユー倶楽部山中湖畔サロン」。イタリア・コモ湖出身の建築家、レナート・ピロッタ氏を総合デザイナーに迎え、他では得られないぜいたくな景観を取り込むリゾートホテルを造った。コモ湖といえば、ヨーロッパでも屈指の高級リゾートだが、そのたたずまいをモチーフとして山中湖畔に再現しつつ、この地ならではの美しさも最大限に引き出している。
敷地内にゆったりと配された4つの棟は、エントランスやラウンジ、レストランなどがあるパラッツォ グランデを中心にして、客室を配したパラッツォ エストとパラッツォ オヴェストがコリドール(渡り廊下)でつながっている。パラッツォ グランデのエントランスから列柱を配したロビーに導かれると、その奥に広がるのは全面ガラス張りのバーラウンジ ミララーゴ。溶岩を施した暖炉や鹿角を用いたシャンデリアが印象的なこの空間では、昼は陽光あふれるラウンジのティータイム、夜はライトアップされた庭園を眺められるバーとして過ごすことができる。
敷地内にゆったりと配された4つの棟は、エントランスやラウンジ、レストランなどがあるパラッツォ グランデを中心にして、客室を配したパラッツォ エストとパラッツォ オヴェストがコリドール(渡り廊下)でつながっている。パラッツォ グランデのエントランスから列柱を配したロビーに導かれると、その奥に広がるのは全面ガラス張りのバーラウンジ ミララーゴ。溶岩を施した暖炉や鹿角を用いたシャンデリアが印象的なこの空間では、昼は陽光あふれるラウンジのティータイム、夜はライトアップされた庭園を眺められるバーとして過ごすことができる。