世界の贅沢、NILEの贅沢

（左）べルサイユ宮殿の平和の間を再現したレストラン「ル・ムーリス」。フィリップ・スタルクによる 2007 年の改装によって、光あふれる内装に生まれ変わった。（中）ダリからインスピレーションを受けてデザインされたテーブルやイス、ランプなどを始め、独創的なインテリアが目を引くレストラン「ル・ダリ」。（右）ホテル ル・ムーリスの総料理長、ヤニック・アレノ。

ヤニック・アレノが
ホテル ル・ムーリスの
メニューを刷新

「ル・ムーリス」ではランチが105ユーロから、
「ル・ダリ」ではパラスの名にふさわしいメニューに生まれ変わる

パリのチュイルリー公園に面するホテル ル・ムーリス内にある3つ星レストラン、「ル・ムーリス」といえば、今もっとも注目を集めシェフ、ヤニック・アレノがプロデュースしていることで有名だ。彼は「ル・ムーリス」の料理長就任後、わずか5ヶ月でミシュラン2つ星を獲得し、2007年2月には38歳にして「ル・ムーリス」をミシュラン3つ星のレストランに昇格させた。現在「ル・ムーリス」では、よりオーセンティックなフランス料理を追及すると共に、リーズナブルな昼のコースを提供しており、季節の素材をふんだんに取り入れたランチは、アミューズ、スープ、前菜、メインディッシュ、小菓子、そしてデザートで105ユーロ。豪華絢爛な空間で、ヤニック・アレノが提案するクラシックなフランス料理を気軽に味わうことができる。
　更にホテル ル・ムーリスは2011年に、5つ星より上のホテル最上級ランク「パラス」の称号を獲得した。パラスホテルの認定を受けた8つのホテルの中で、もっとも歴史が古いホテル ル・ムーリスは、1835年の開業当時から、王族、貴族、芸術家などの世界のセレブリティーに愛されてきた。中でも特にゆかりが深いのがサルヴァトール・ダリで、2007年に新しく生まれ変わったレストラン、その名も「ル・ダリ」は、ダリへのオマージュをテーマに、調度品は全てダリの作品をイメージして選ばれている。メニューもダリのシュルレアリスムを具現化した内容となっていたが、この度、“パラス"をテーマにヤニック・アレノがメニューを刷新。シンプルでありながら美味、そして想像力あふれた料理でゲストをもてなしてくれる。パリを訪れた際にはぜひ、ホテル ル・ムーリスが誇る美食の数々を堪能したい。

●Hôtel Le Meurice
228 rue de Rivoli, 75001 Paris, FRANCE
TEL +33 1 44 58 10 10
http://www.lemeurice.com/