
昨年11月5日に外洋へ旅立った一行。まずはケープタウンを経てインド洋へ行き、マラッカ海峡を通って中国、そしてここニュージーランドへとたどり着いた。

TV視聴者13億人!
世界最大規模『ボルボ・オーシャン・レース』
世界最大規模『ボルボ・オーシャン・レース』
Text Tatsuya Kushima
単なるスポンサーではないボルボの立ち位置
70フィートのレーシングヨットを10名のプロセーラーがおよそ9ヶ月かけて世界一周レースする……。そんな内容を聞いただけで、この競技がとんでもなく過酷であることはおわかりいただけると思う。ヨット競技はアメリカズカップに代表されるスプリントレースでさえタフなもの。それを地球一周するというのだから想像を絶する。
さて、上の写真をご覧頂きたい。これはヨットの街としても知られるニュージーランドの首都オークランドでのレースのひとコマだ。セールの向こう側にはこの国を象徴するスカイタワーが見える。まるで彼の地の絵はがきのような絵柄だ。そんな街で、去る3月中旬レーシングヨットたちに触れることができた。
レースの名はボルボ・オーシャン・レース(以下VOR)。そう、日本でも人気の高いスウェーデンブランド、ボルボが運営するヨット競技である。
おもしろいのは、彼らは単なるスポンサーではなくレース自体を運営している点だ。乗用車部門のボルボカーズとトラック部門のボルボ・ペンタがともに出資し運営会社を設立、オーガナイザーとしてレースを組み立てている。レース期間中はもちろん、準備にも一年以上の歳月をかけるというから大変な作業だ。なにしろ世界中を巻き込んでの大一番である。TV中継はなんと13億人!が視聴するという。
さて、上の写真をご覧頂きたい。これはヨットの街としても知られるニュージーランドの首都オークランドでのレースのひとコマだ。セールの向こう側にはこの国を象徴するスカイタワーが見える。まるで彼の地の絵はがきのような絵柄だ。そんな街で、去る3月中旬レーシングヨットたちに触れることができた。
レースの名はボルボ・オーシャン・レース(以下VOR)。そう、日本でも人気の高いスウェーデンブランド、ボルボが運営するヨット競技である。
おもしろいのは、彼らは単なるスポンサーではなくレース自体を運営している点だ。乗用車部門のボルボカーズとトラック部門のボルボ・ペンタがともに出資し運営会社を設立、オーガナイザーとしてレースを組み立てている。レース期間中はもちろん、準備にも一年以上の歳月をかけるというから大変な作業だ。なにしろ世界中を巻き込んでの大一番である。TV中継はなんと13億人!が視聴するという。