
(左)「ファザーノ サンパウロ」のラウンジバー。(右)人が溢れるモノ・ナイトクラブ。
Rua Augusta(アウグスタ通り)
パウリスタ通りをまたぎ、この街の最も穏やかな表情からアングラな雰囲気漂う一面へと案内してくれるのはアウグスタ通り。一方に見られるのは建築家デュオ、ワインフェルド&コーガンが手がけた見事なホテル「ファザーノ・サンパウロ(Fasano São Paulo)」。ここのラウンジバーや、イタリアンレストラン「バレット(Baretto)」は、共にカクテルアワーをセンス良く楽しめる空間。近所にはグルメなフードメニューも評判の「ヌメロ(Numero)」、レストランだけどカクテルシーンも人気の「リッツ(Ritz)」など、都会派パウリスターノたちが訪れるスポットも豊富。パウリスタ通りを越えた先は、旧風俗街バイショ・アウグスタ地区。インテリアに古いネオンを利用した「バー・ボルト(Bar Volt)」は、過ぎた時代へのオマージュ。また、レトロ・テイストの「カオス(Caos)」や精肉屋をテーマにした「Z・カルネセリア(Z Carniceria)」といったコンセプトバー、「モノ(Mono)」「ラブ・クラブ(LAB Club)」をはじめとする“バラーダ"(クラブ)のフロアは、平日の夜でさえヒートアップ。室内温度も気分も“アツく"盛り上がる“インフェルニーニョ"だ。ブラジルの若いエネルギーを体感したいなら、アートイベント集団Voodoohopの本拠地となっている「バー・ド・ネタオ(Bar do Netão)」も顔を出す価値あり。