新企画が次々と生まれるハーフェンシティの環境背景を把握するには、水路でハンブルクに届いた物資がかつて取引されていた港の倉庫街「シュパイヒャーシュタット(Speicherstadt)」を訪れると良いだろう。現在は、数件の博物館が集まっているこのエリア。ハンブルク最古の倉庫の中に建造された「国際海洋博物館(Internationales Maritimes Museum)」では、私蔵コレクションを通してこの街の3,000年にも及ぶ航海の歴史が紐解かれている。館内に併設された「オウシュテンバー(Austenbar)」は、とびきり新鮮なオイスターを食べさせてくれる店。しっかり食事をしたい時は、背の高い窓から差し込む陽がウッドパネルの壁を温かく照らし出す「キャッチ・オブ・ザ・デイ(Catch of the Day)」へ。この辺りは、遊歩道や自転車専用レーンをゆったりとした間隔で用意することで車両規制をしている上、ウォーターフロント・ピクニックも楽しめる手入れの行き届いた公園も広がっているので、お腹いっぱいになったらのんびり散歩を。
地元の住人たちがこの港町風エリアをより住みやすくしようと努力し続ける一方、ホテルはトラベラーでも訪れやすい環境を調製。このエリアに最初に登場したデザインホテルのひとつ「25アワーズ ハーフェンシティ(25hours HafenCity)」は、地域の歴史にちなみ、海洋アイテムを取り入れたマリンスタイルのデザインで都市計画チームのハートをキャッチ。客室インテリアを船のキャビン仕立てにしてみたり、会議室を貨物輸送コンテナを再利用して作ってみたりと、いたるところにそのアイデアを反映させている。ホテル内レストラン「ハイマート・キュッヘ(Heimat Kuche)」も、今ではすっかり地元の人気スポットとなっている。
地元の住人たちがこの港町風エリアをより住みやすくしようと努力し続ける一方、ホテルはトラベラーでも訪れやすい環境を調製。このエリアに最初に登場したデザインホテルのひとつ「25アワーズ ハーフェンシティ(25hours HafenCity)」は、地域の歴史にちなみ、海洋アイテムを取り入れたマリンスタイルのデザインで都市計画チームのハートをキャッチ。客室インテリアを船のキャビン仕立てにしてみたり、会議室を貨物輸送コンテナを再利用して作ってみたりと、いたるところにそのアイデアを反映させている。ホテル内レストラン「ハイマート・キュッヘ(Heimat Kuche)」も、今ではすっかり地元の人気スポットとなっている。


(上)「ルイス・C・ヤコプ」内の「カールス」レストラン。(下)4年前オープンした「ハンブルク国際海洋博物館」。