
URBAN IDEAL: HAFENCITY
ドイツのハンブルクで出会う
地域再生のロールモデル
地域再生のロールモデル
都市開発の手によって古い町の高級化や周辺エリアの近代化が進むというのは、ヨーロッパの主要都市においてはよくある話。けれど、これまで存在しなかったまったく新しいエリアが生まれるというのはかなりレア。ドイツはハンブルクの中心、エルベ川沿いに登場した約157ヘクタールの新生エリア=ハーフェンシティは、倉庫跡地を利用したウォーターフロントの都市再生地区で、建築・デザイン面でも、文化面でも、エコな環境政策でも、高い注目を集めている。2014年には街中の人が待ちに待つコンサートホール「エルプフィルハーモニー(Elbphilharmonie)」も完成予定だ。


(上)「25アワーズ ハーフェンシティ」のルーフトップ・サウナ。(下)ハーフェンシティを対岸に眺める「ホテル・ルイス・C・ヤコプ」。