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界ブランドとして九つ目となる最新の旅館「星野リゾート 界 箱根」は、2012年12月28日にオープン。大浴場では、箱根の四季折々をまるで一枚の絵画を眺めるようにめでながらの湯あみを楽しめる。
日本旅の新次元へ
星野リゾート 界
Text Michiyo Tsubota
温泉旅館は日本文化のテーマパーク
「界」は、星野リゾートが一昨年から始動させた新しい温泉旅館ブランドだ。現在日本各地に9軒が開業し、さらに数年後までには30軒の展開を目指している。これまでの温泉好きの心を満たしながらも、訪日外国人も含めて新しい温泉旅館ファンを増やそうとしている「界」の奥深い魅力とは? 「界」とともに日本旅の新しい魅力の創造を目指す、星野リゾートの星野佳路社長に伺った。
 小気味よい語感とともに、覚えやすく心に残る「界(かい)」というブランド名。なぜ温泉旅館ブランドに界という名が付けられたのだろう。
 「私たちは、温泉旅館は日本文化のテーマパークだと思っています。ですから、いろいろな方に温泉旅館に来ていただきたいんですね。そうした時に、日本の温泉旅館の名前に長い歴史や伝統があるのは素晴らしいことなのですが、これから温泉旅館ファンになってもらうべき若い人たちや外国の方々にとっては、読むのが難しかったり、覚えにくい名前になっているのが現状です。これはどうしても解決しなくてはいけない課題だと思っておりまして、漢字一文字で良い意味を持つ、いいブランド名を探しておりました。『界(かい)』という名前は外国の方もすぐに覚えてくれますし、誰でも正しく発音できる。界には、日常の世界と非日常の境という意味合いもありますし、どこの国の方にも覚えてもらって通用する名前ということで採用したわけです」
 「界」に名を連ねる旅館は、どこも客室数50室以下で、洗練された和の空間を備えている。ゆったりと満喫できる良質な温泉に、地元の特徴ある食材を最もおいしく調理した会席料理。これまで温泉旅館に行き慣れた客にも満足のゆく滞在を提供するのが「界」ブランドだ。さらに、特徴的なのは、「界」ならではの「和心地(わごこち)」を提案していること。ここでの「和心地」の定義とは、伝統的な日本の温泉旅館の良さや風情を残しながらも、現代人の求める快適性をしっかりと満たす空間やサービスをつくり、提供することである。

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