クラシックモダンというコンセプトを追求
住むごとに味わいを増す家を建てたいと、施主は本物の素材と流行に左右されないクラシックモダンのデザインにこだわった。邸宅内には同社のコーディネーターと共にシアトルで買い付けをした調度品がいたるところに並んでいる。なかでもこの邸宅のシンボルといえる天然大理石の床から立ち上る美しい曲線を描くサーキュラー階段とその空間を優雅に照らすシャンデリアは、シアトルで施主が一目惚れをしたもの。そしてダイニングにはオニキスの天然石を用い装飾を施されたキャビネットを使い重厚で格調高い雰囲気をかもし出した。家族団らんの場であるリビングはフローリングでシルバーの光をたたえた照明器具と存在感のある大きなソファーで寛ぎのひとときを存分に味わえる。


(上左)階段のアイアンワークの手すりはアメリカで見かけたデザインを取り入れたオーダー品。開放感ある空間のアクセントになっている。(上右)米国スタイルで統一された寝室。インテリアコーディネーターが提案したアイテムが置かれている。(下左)オニキスの床の黒い部分と白い天井がつくるコントラストが印象的。そこに輝くシャンデリアがいっそうの華やぎをそえる。(下右)リビングはベージュの壁が基調になっている。シアトルで買い付けをした大きなソファーが同系色で落ち着いた印象を与える。