
神奈川県横浜市・M氏邸のダイニング。24年前に建築した住宅を当時小学生だった息子さんが建て主となり全面改修となった。漆喰の壁と、柱や梁の色合いが調和する美しい空間。

時代を超えて愛される家
Text Mayumi Sakamoto
杉がほのかに香る天井、無垢の楢の床。
木の温もりが感じられる日本の住まいには、独特の心地よさがある。
その伝統と技術を継承しながら、ライフスタイルを考えた家作りは、
四季があるこの国で時を超えて受け継がれていくべきものだ。
木の温もりが感じられる日本の住まいには、独特の心地よさがある。
その伝統と技術を継承しながら、ライフスタイルを考えた家作りは、
四季があるこの国で時を超えて受け継がれていくべきものだ。
昔からの日本の住まいには、畳や深い庇など快適に住まうための工夫がある。黒光りする大黒柱や太い梁には木の温かみがあり、そこに居るだけでホッとする空間を作っている。四季の移り変わりに合わせた、家づくりの知恵と技。機能美と様式美の見事な調和が、日本建築の魅力である。