
美しさと技術力の裏付けによるキャデラックのクルマづくりを「アート&サイエンス」とし、一方ブランドの位置づけを「レッドブラッド(情熱的な)・ラグジュアリー」と表現する。
キャデラックは不易である
CTSの開発に当たって、「デザイン、ラグジュアリー、テクノロジーにフォーカス」したとキャデラックがうたうのは真実であると分かる。日本において、技術的最先端というとドイツ車がすぐ思い浮かぶ人もいるかもしれない。が、CTSに乗ると、技術のコンテンツだけでなく、より大事なのは、技術をどう使うか、ソフトウエアであることが分かる。先に挙げた三つの要素を上手に使いながら、キャデラックのエンジニアは、CTSを乗って楽しめるクルマに仕上げてくれたからだ。
冒頭の三井本館しかり。技術のための技術を売り物にするのでなく、目的のために正しく使う。それが、不易の存在感につながる。米国はそのことを知っているように思える。キャデラック CTSはそこに大きな価値がある。
冒頭の三井本館しかり。技術のための技術を売り物にするのでなく、目的のために正しく使う。それが、不易の存在感につながる。米国はそのことを知っているように思える。キャデラック CTSはそこに大きな価値がある。