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(上)スリムに磨かれたCTS のデビューを祝うかのように桜が咲いた。
(下)冒険家・キャデラックの家紋を下敷きにしたエンブレム。
しかし、数値を見ると、メルセデスE250(最高出力211ps、最大トルク311Nm)や、BMW523i(184ps、270Nm)と比較して、CTSは276ps、400Nmだから、だいぶ差がある。実際の走りも、痛快という言葉がふさわしい。
 出足は軽快。エンジンは下の回転で力を出す一方、高回転域までよく回り、運転が好きな人なら、操縦感覚のとりこになるだろう。
 足回りもしなやかで、普段の町乗りでは快適である。高速道路のカーブや箱根などの山道では、ハンドルを切った角度通り、車体が向きを変える。その反応の良さは、ドイツ車と比べても遜色なく、むしろ、運転する楽しさでは、先に挙げたライバルの上を行っていると思えるほどだ。構造的なことに触れると、「ドライバーとの一体感」は、CTS開発における主目的の一つだったという。そのため、4枚ドアの外板など多くの部品をアルミニウム製に、また、鋼板には構造用接着剤を多用している。それによって強度確保と軽量化を同時に推し進めるという凝り方だ。
(上)桜色に染まった日本橋室町ではCTS も妖艶にきらめく。
(下)ドアロックを解除すると、アウターハンドルが光る。
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