

クロノグラフの絶対基準ブライトリング
Text Fumitoshi Shimura
たゆまぬ革新「クロノマットB01」誕生
1884年創立以来、クロノグラフを作り続け、そのクオリティを常に高めてきたブライトリング。電子機器が発展した近年まで、速度、距離、所要時間、乗除などを計る上で機械式クロノグラフは欠かせなかった。特に同社がクロノグラフを腕時計化させ実用が拡大した時代には老舗の時計メーカーまでも需要に見合う自製が追いつかずムーブメントだけを量産するメーカーから供給を受け、各社独自にアセンブリーして製品化する分業体制が広まった。同社も例外ではなかったが、この傾向が未だ続くスイスの時計産業の中で同社は独自の設計および開発に5年の歳月を費やし、現代の期待に応える自社ムーブメント「キャリバーB01」を完成させた。そして、今年の創業125年を機にフラッグシップモデルであるクロノマットのデザインを一新した堅固で端整な新型に搭載したのだ。クロノグラフ腕時計の生誕100年を目前にブライトリングは次代に向けた飛躍を遂げたのである。
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