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旅の難所を茶で乗り切る

 その一豊が、会津の上杉景勝討伐に向かう家康を、茶亭を建ててもてなしたと伝わる寺がある。東海道の三大難所の一つに数えられる小夜の中山の峠の名刹久延寺だ。江戸時代、この周辺には多くの茶店があり、旅人の疲れを癒やしたという。Audi A8を駆って、斜面のそこここに茶畑が広がる山に分け入り、クワトロシステムによる安定した走りを楽しみながら走るうち、茶所・掛川の黎明期がここにあるように感じた。
 そこから県道に出て、日坂宿を目指した。東海道五十三次の25番目の宿場町だ。今は門のみとなった本陣跡から宿に向かって旧東海道をゆっくり走ったが、一見すると「普通の住宅街」だ。ただよく見ると、家々の前に昔の屋号を書いた木札が立て掛けられている。それら普通の住宅が連なる中に、江戸時代をしのぶ建物が散見される。往時の宿場町の風情がひっそり息づいているという印象である。
 今も旅館末広亭として営業する池田屋、最後の問屋役を務めた伊藤文七の商家と土蔵・藤文、庶民が泊まる旅籠屋で2階が遊郭だった萬屋、精巧な木組みと細かな格子が特徴的な格の高い旅籠屋の川坂屋……先の大井川の川止めで足止めを食う旅人が多く、旅籠屋が増えたという。

Audi A8 L W12 quattro
ボディー:全長5275×全幅1950×全高1465㎜
エンジン:6.3ℓ W型12気筒DOHC
最高出力:368kW(500ps)/6200rpm 
最大トルク:625Nm(63.7kgm)/4750rpm
駆動方式:クワトロ(フルタイム4WD)
トランスミッション:電子制御8速AT(ティプトロニック)
価格:20,610,000円~
問い合わせ アウディ コミュニケーションセンター
フリーダイヤル0120-598106 www.audi.co.jp
Audi A8は江戸時代の乗り物に例えるなら、殿様の駕籠であろう。威風堂々の姿で、東海道・日坂宿の古い町並みに溶け込む。
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