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製品開発部 
佐藤 巧さん(職人歴20年)
人の感覚の宿ったクラブは
数値だけじゃ出来ないんです
クラブ開発において本間ゴルフが最も重要視しているのが、「マスター作り」だ。マスターとは、ヘッドの原型のこと。本間ゴルフでは、職人が実際に手作業で木や合金を削って、マスターを製作している。上級者向けの操作性の良いもの、初級者向けの安定感のあるもの……クラブのコンセプトに合わせた最適な大きさやデザインを、この段階で職人が作り込んでいくのだ。
手でヘッドを削り出し、シャフトにはめながら、職人が絶妙なバランスを見極める。「自分で作ったものをまず、こう構えてみる。シャフトにはめて構えたときの感触、ヘッドの顔の向き……この感覚は、実際に自分で構えてみないと絶対につかめないですね」。職人の感覚こそが、マスター作りの肝となる。
 この繊細な感覚を育むのは、やはり“経験"だ。コンセプトからデザインのイメージを頭に描き、さらに手を動かして、そのイメージを実際の形にしなければならない。単なる技術として削れるようになるまでに3年、コンセプト通りのマスターを作れるようになるには、10年以上の経験が必要だ。
 開発理念である「完璧な性能と究極の美しさの融合」の中でも、こだわっているのがクラブを構えたときの美しさ。マスター製作において妥協せず美を追求するのは、本間ゴルフならではといえる。CAD上の数値では表現しきれない、熟練した職人だからこそ生み出せる“人の感覚の宿った"クラブがこうして誕生する。
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