今年10月には、カジュルアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが、インドのデリー首都圏で人気のショッピングエリアに1号店を出店し、2号店と3号店も今秋に出店する予定であることを7月17日に発表した。3店舗の同時期オープンというのは、いかにインドが同社の世界戦略にとって重要であるかを明示していると考えていいだろう。
実のところ、生活雑貨店の「無印良品」を展開する良品計画のインド進出はもっと早い。同社は、2016年にインドのムンバイ市に「無印良品」の1号店、ベンガルール市に第2号店を出店し、翌年にはデリーに第3号店、首都デリー南東近郊のノイダに第4号店を出店している。ちなみに、このノイダにはスズキ、ヤマハ、ホンダをはじめNTTデータ、富士通、NEC、大手生損保各社など名だたる日本企業が60余りの事業所を置いている。今後、インドへの進出およびインドでの起業を計画する企業は、このノイダを候補地の一つにするといいかもしれない。少なくとも、近くに「無印」のお店があれば便利だし、心強いはずだ。
なお、7月初旬には「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋がインドで合弁会社を設立したと発表している。“ニッポンのカレー屋"が世界最大のカレー消費国で勝負したいというのであるから、これは非常に興味深い。実は、牛丼チェーンの吉野家ホールディングスも昨年、インドに初めて試験出店しており、今後の成否が大いに注目される。今後も一段とインドの注目度は高まろう。
実のところ、生活雑貨店の「無印良品」を展開する良品計画のインド進出はもっと早い。同社は、2016年にインドのムンバイ市に「無印良品」の1号店、ベンガルール市に第2号店を出店し、翌年にはデリーに第3号店、首都デリー南東近郊のノイダに第4号店を出店している。ちなみに、このノイダにはスズキ、ヤマハ、ホンダをはじめNTTデータ、富士通、NEC、大手生損保各社など名だたる日本企業が60余りの事業所を置いている。今後、インドへの進出およびインドでの起業を計画する企業は、このノイダを候補地の一つにするといいかもしれない。少なくとも、近くに「無印」のお店があれば便利だし、心強いはずだ。
なお、7月初旬には「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋がインドで合弁会社を設立したと発表している。“ニッポンのカレー屋"が世界最大のカレー消費国で勝負したいというのであるから、これは非常に興味深い。実は、牛丼チェーンの吉野家ホールディングスも昨年、インドに初めて試験出店しており、今後の成否が大いに注目される。今後も一段とインドの注目度は高まろう。

(右)たじま・ともたろう 金融・経済全般から戦略的な企業経営、個人の資産形成まで、幅広い範囲を分析、研究。講演会、セミナー、テレビ出演でも活躍。tomotaro-t.jimdo.com
(左)キーワードは「くらし」「なぜ、私たちはユニクロを着るのだろう」。気づけば、ユニクロを敬遠していたファッション誌までもが、今やユニクロのとりこになっている。実は、最近のスニーカーブームにもユニクロの独り勝ちに通じる理由があるという。その真相を解き明かしていくことは、あらゆるビジネスに重要なヒントをもたらすこととなろう。「話題のブランドは今や服ではなく、パンなのだ」。この一言からも、キーワードは「くらし」と気づかされる。
『おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由』 米澤泉著/幻冬舎新書/842円
(左)キーワードは「くらし」「なぜ、私たちはユニクロを着るのだろう」。気づけば、ユニクロを敬遠していたファッション誌までもが、今やユニクロのとりこになっている。実は、最近のスニーカーブームにもユニクロの独り勝ちに通じる理由があるという。その真相を解き明かしていくことは、あらゆるビジネスに重要なヒントをもたらすこととなろう。「話題のブランドは今や服ではなく、パンなのだ」。この一言からも、キーワードは「くらし」と気づかされる。
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