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(上)「ブッダ」ソートワール YG×マラカイト×アメシスト×エメラルド×サファイア×ラピスラズリ×ルビー×ダイヤモンド 1971年
ブルガリが文化の最前線から刺激を受けた1970年代。東洋の文化もそのインスピレーションの源の一つであり、アジアを意識した模様が用いられた。ロングネックレスの先にペンダントを付ける「ソートワール」は、八角形のフレームの前にアメシストで彩られたブッタが座禅を組んでいる。
(下)「セルペンティ」ブレスレットウォッチ YG×エナメル×ダイヤモンド 1970年頃
ブルガリのクリエーションが、カルチャーの最前線から刺激を受けた1970年代。その頃登場したのがブルガリのアイコンコレクションである、セルペンティ( 蛇)だ。ゴールドの上にエナメルでうろこを表現している。古代から蛇は、「英知」「若さ」「永遠」「富貴」のシンボルでもある。
THE ART of BVLGARI
値をつけられないもの―世の中には、そういった美術品がたくさんある。11月29日まで東京国立博物館 表慶館で開催されている「アート オブ ブルガリ」で展示されているジュエリーの多くが、まさにそれなのである。
大の宝石好きとして知られる女優エリザベス・テイラーは、特にブルガリとの縁が深い。映画の衣装としてブルガリのジュエリーを身に着けるだけでなく、俳優のリチャード・バートンから婚約や結婚のプレゼントとして贈られるなど、数多く所有していた。バートンいわく、彼女が知っているイタリア語は「ブルガリ」だけだったそう。それほどブルガリのジュエリーを愛し、手に入れることを楽しみにしていた。
 彼女が亡くなった後、2011年のオークションで、ブルガリは彼女のジュエリーを買い戻した。それらを「エリザベス・テイラー コレクション」として、今回の「アート オブ ブルガリ」でも展示している。


(上)「ビブ」ネックレス YG×エメラルド×アメシスト×ターコイズ×ダイヤモンド 1965年
1950年代終わりは鋭角的なジュエリーが流行したが、ブルガリではドーム型のカボションカットを多用し、この頃に3色石の大胆な配色が特徴の“ブルガリスタイル”を確立する。ビブには、エメラルド約72ct、アメシスト約77ct、ターコイズ約38ct、ダイヤモンド約57ctを使用。
(下)ブローチ Pt×ダイヤモンド×ルビー 1930年頃
1930年代の主流は多数のプラチナやダイヤモンドを使った幾何学的なアールデコ様式。ブルガリもその影響下にはあったものの、バチカン市国サン・ピエトロ広場の造形を表現したこのブローチは、カラーとボリュームの調和を大切にするブランドの先進的なスピリットが見て取れる。
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