


(上)新作についてプレゼンテーションをするリシャール・ミル。(下左)顧客のリクエストに応え、レーシングブルゾンにサインし、それを身に着けてポージングをするリシャール。(下右)チタンケースに18KPGのラグの組み合わせがスタイリッシュ。
リシャール・ミル初のダイバーズウォッチ
2009年のリシャール・ミルの新作は、全部で8モデル。中でも最も話題を呼んでいるのがリシャール・ミル初となるダイバーズウォッチ「RM025 トゥールビヨン クロノグラフ ダイバーズウォッチ」だ。“深海”をテーマに、ダイバーからの厳しい要求に応えるべく完成したRM025の一番の特徴は、リシャール・ミルのアイコンとなった独特のケースから大きく様変わりしたラウンドケースにある。ダイバーズウォッチのISO基準である30気圧(300メートル)防水を果たすべく、均等に圧力がかかるフォルムでなければならいという技術的理由があったからだが、リシャール・ミルのDNAを踏襲していることは一目瞭然だ。また、3重構造になっているケースに採用したトルクネジにも注目。長時間にわたり高い防水機能を確保するため、各ネジに必要に応じた最適の張力をかけ、ケースの外周が均等な圧力で完全に密閉するというものだ。さらに、ケースのトルクネジで固定されたラグ、ねじ込み式リューズ、新たに考案された完全防水プッシュボタンにより、更なる防水性を追及している。