
世田谷区奥沢にある土地面積約342㎡ 建物面積約486㎡、2012年築の邸宅。

品格の「白」に暮らす
奥沢の邸宅
奥沢の邸宅
Text Ayuko Miura
緑濃い世田谷の住宅街・奥沢に、鉄筋コンクリートの重厚な建物がある。室内は豊かな自然光を取り入れつつもプライバシーを確保した造り。天然石を多用した美しい邸宅だ。
自由が丘のにぎわいを背に聞きながら一つ道に入れば、その喧騒(けんそう)がうそのような閑静な住宅街が広がる。田園調布、等々力(とどろき)とも連なる奥沢の高台の街は、古くから多くの著名人が住まう高級住宅街だ。
近くには「九品仏(くほんぶつ)」と呼ばれる浄真寺や等々力渓谷も控え、都内でも珍しく自然に恵まれた土地でもある。洗練されたスタイルのある自由が丘の利便性を享受しつつ、豊かな緑にも囲まれた希少なエリアだ。
その落ち着いた街並みを進むと、堂々たる鉄筋コンクリート造りの外観が見えてくる。天然石ライムストーンが波打ったように見えるS字の外観は、重厚感のなかにも柔らかさがある。この建物が、今回紹介する奥沢の邸宅である。
室内に入るとまず目に飛び込んでくるのは、天井高5・7mを誇る吹き抜けのリビング。大きく開いた曲線形の窓は自然光を惜しげもなく取り込む。リビングから振り返ると、ロートアイアンが美しい半螺旋(らせん)階段がある。天然石の白と、アイアンの黒い細工のコントラストが美しい。その階段が、地下1階から地上3階まで計486㎡の広々とした空間を緩やかにつなぐ。
地下にあるスカッシュコートは、オーナーの憩いの場。防音にも配慮したこの空間はオーディオルームなどにも転用できる。
1階に位置するキッチンは、鮮やかなオレンジが印象的。オーナーが特注したというこだわりのエルメスオレンジだ。クッチーナのアイランドキッチンは使い勝手が良いだけでなく、見た目にも美しい。
2階には、子供部屋として使用している二つのベッドルームのほか、書斎を兼ねた15畳のライブラリールームがあり、ダークブラウンの内装が落ち着いた雰囲気を醸し出す。また2階にはジャグジー付きのバスルームも備え、建物の中階にありながら、トップライトを多用しているため明るい光が差し込み、バスタイムも気持ちよく過ごせそうだ。
3階には独立したマスターベッドルームがあり、シャワールームとパウダールームも完備している。
近くには「九品仏(くほんぶつ)」と呼ばれる浄真寺や等々力渓谷も控え、都内でも珍しく自然に恵まれた土地でもある。洗練されたスタイルのある自由が丘の利便性を享受しつつ、豊かな緑にも囲まれた希少なエリアだ。
その落ち着いた街並みを進むと、堂々たる鉄筋コンクリート造りの外観が見えてくる。天然石ライムストーンが波打ったように見えるS字の外観は、重厚感のなかにも柔らかさがある。この建物が、今回紹介する奥沢の邸宅である。
室内に入るとまず目に飛び込んでくるのは、天井高5・7mを誇る吹き抜けのリビング。大きく開いた曲線形の窓は自然光を惜しげもなく取り込む。リビングから振り返ると、ロートアイアンが美しい半螺旋(らせん)階段がある。天然石の白と、アイアンの黒い細工のコントラストが美しい。その階段が、地下1階から地上3階まで計486㎡の広々とした空間を緩やかにつなぐ。
地下にあるスカッシュコートは、オーナーの憩いの場。防音にも配慮したこの空間はオーディオルームなどにも転用できる。
1階に位置するキッチンは、鮮やかなオレンジが印象的。オーナーが特注したというこだわりのエルメスオレンジだ。クッチーナのアイランドキッチンは使い勝手が良いだけでなく、見た目にも美しい。
2階には、子供部屋として使用している二つのベッドルームのほか、書斎を兼ねた15畳のライブラリールームがあり、ダークブラウンの内装が落ち着いた雰囲気を醸し出す。また2階にはジャグジー付きのバスルームも備え、建物の中階にありながら、トップライトを多用しているため明るい光が差し込み、バスタイムも気持ちよく過ごせそうだ。
3階には独立したマスターベッドルームがあり、シャワールームとパウダールームも完備している。