
(左)花柄を取り入れた真紅の絨毯のサーキュラー階段が訪れた人を魅了する。(中)赤く彩色された天井と壁紙が印象的なダイニングで優雅な食事を。(右)天使の像でやさしく彩られたダイニングへと続く回廊。
階段、壁、天井――隅々までイメージ通り
玄関に足を踏み入れると、美しい曲線が映えるサーキュラー階段が客人を迎える。まるで宮廷のようなW氏の邸宅は、西欧の城をイメージして建てられた。優美なロココ様式に魅せられすでに家具などを買い揃えていたW氏は、住まいに対しても明確なイメージを持っていたという。そのイメージを実現させるため、パートナーとして選んだのがフロンヴィルホーム千葉だった。例えば前述のサーキュラー階段は、手すりの形にとことんこだわった思い入れのある空間。ダイニングはW氏の好みを生かし、天井と壁が赤色で染められた。左右対称に配置したコラム柱など内装は全体的にシンメトリーにまとめられ、W氏の思い描くロココの城が形作られていった。家具はW氏自身がヨーロッパで購入した愛着のある品々が並べられた。家具を改めて揃える場合、施主も同行してのアメリカへの家具買い付けツアーも同社で実施している。