PAGE...1
(上)どこから見ても美しいシルエットを持つ家具。チェアの柄はシンプルなものから華やかな花柄など多彩にそろえる。(左)チェア/ LOOP with ARMREST 93,960円~、テーブル/ CALM 324,000円~。(右)ディテールまで手を抜かない、日本の工場ならではの細やかな心遣いが他ブランドと差をつける。
心地よい日本の家具
レ スタンツェ
Text Rie Nakajima
日々、人の手に触れられ使い込まれる家具だからこそ、なめらかな質感と心地よさに何よりこだわりたい。そんな思いを実現するため、高い技術を持つ日本の工場で家具作りをする「レ スタンツェ」。独自の造形を持つ美しい家具は、時間とともに愛着が湧く魅力に満ちている。
家具とは、生活をともにする家族のようなものだ。だから本来、流行に左右されるものでは決してない。青山に店舗を構える家具ブランド「レ スタンツェ」では、トレンドにとらわれず、永く愛される家具を販売している。モノづくりのこだわりは、感触を大切にすること。家具は日々、人の手に触れられて使われる。その感触がすばらしいものであるように、木部の削り方や曲線と直線のつながりなどのディテールをおろそかにせず、コストを度外視して丹念に作り上げる。目指しているのは、デザインだけでなく、その手触りや質感からも愛着が持てる、心地いい家具。それを実現してくれるのが、高い技術と細やかな心遣いを持つ、山形県朝日町の工場だった。
 既製品はもちろん、高さや幅、棚や引き出しの数など、顧客のニーズに合わせたものも提供可能。半永久的に持つ家具だからこそ、アフターメンテナンスも充実させている。「レ スタンツェ」は、イタリア語で「部屋」の複数形。さまざまな部屋をその人らしくするために役立つ家具を提供したいと名付けられた。奇をてらうわけではなく、自分たちが本当に欲しい家具を熟考し、時間をかけて開発した独自の造形を持つ家具は、他のどこにもないものだと自負している。
 木のつなぎ目に現れる風合いの違いをあえて残すなど、細部までこだわっているから飽きがこない。使い込むほどに味わいを増す、日本の家具がここにある。

●レ スタンツェ 青山 TEL 03-6712-5537 www.contemporary.co.jp
PAGE...1
LINK
LIVING
日本人には日本人好みの快適さがある
>>2014.6.27 update
LIVING
真のオーシャンフロントに住まう贅沢
>>2011.7.1 update
LIVING
日本の美意識を リスペクト
>>2016.11.16 update
LIVING
最上級のインテリアを体感 トミタ
>>2017.7.7 update
LIVING
バウハウスが描いた未来
>>2019.7.2 update

記事カテゴリー