

(左)釣り上げた嬉しさは、氷の上での忍耐も忘れさせてくれる。(右)氷の張った湖に開けた穴から魚を釣る。
大自然の懐に抱かれて
幻想の旅、夜の犬ぞり
幻想の旅、夜の犬ぞり
極北の朝焼けは遅いが、野鳥のさえずりは一際賑やかだ。人懐こい野鳥は、手にしたパンの朝食に飛びついてくる。道端では雷鳥の番いをよくみかける。日本では天然記念物の雷鳥はここでは地元の食卓に並ぶことも。凍った湖に穴をあけて釣る、アイス・フィッシング。意外に簡単に大きなノーザン・パイクがかかり、刺身にすると鯛によく似た味わいだった。
極北の大自然が一段と身近に感じられるのは、犬ぞりの旅だ。犬の目線と同じ高さで大雪原を眺めながら、風と同じ速さで流れるような自然の走り。オーロラに誘われ、白銀の森の上に広がる満点の星空の下をゆく犬ぞり。頭上で七変化するオーロラにふわりと包まれ、一瞬、夜空を浮遊しているような気がした。天空を走るような夜の犬ぞりは、まるで銀河鉄道の夜の夢を見ているよう。北米大陸の極北……、遠い地へ旅は、犬ぞりに導かれてさらにはるかなオーロラの懐へと向かっていた。
●カナダ・ノースウェスト・テリトリーズ観光局 http://www.spectacularnwt.jp/
極北の大自然が一段と身近に感じられるのは、犬ぞりの旅だ。犬の目線と同じ高さで大雪原を眺めながら、風と同じ速さで流れるような自然の走り。オーロラに誘われ、白銀の森の上に広がる満点の星空の下をゆく犬ぞり。頭上で七変化するオーロラにふわりと包まれ、一瞬、夜空を浮遊しているような気がした。天空を走るような夜の犬ぞりは、まるで銀河鉄道の夜の夢を見ているよう。北米大陸の極北……、遠い地へ旅は、犬ぞりに導かれてさらにはるかなオーロラの懐へと向かっていた。
●カナダ・ノースウェスト・テリトリーズ観光局 http://www.spectacularnwt.jp/

犬ぞりは後ろの犬使いがしっかり舵をとってくれる。人懐こいが嘴や爪の鋭さが野生ならでは。