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そのとき間シェフとテタンジェ氏の間にあったのは、コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン1998と、それに合わせてシェフが作った料理。車エビを中心に、中国料理で使うモチモチした食感の粉皮で魚貝をタルタル状にたたいたものを挟んだ。見た目には赤と白が基調の、美しい一品だった。
「日本人が作るフランス料理はやはりすばらしいと思いました」
 テタンジェ氏はそう評価した。
 ふたりの会話の中で「シャンパーニュづくりにおいてテタンジェが目指す方向は?」と間シェフが質問。
 テタンジェ氏はこう答えた。
 「一貫性を保つことです。自分の名前を持ったメゾンです。昔からテタンジェが目指してきた、華やかで、優美で、エレガントという表現が合うシャンパーニュづくり。それを守ることだと思っています」
 歴史と哲学、そして卓越したセンスに支えられたシャンパーニュ。それがテタンジェとわかる言葉だ。

●問い合わせ
日本リカー 広報 TEL03-3453-2208 http://www.nlwine.com
最初のアントレ「車エビと粉皮(フェンピ)で挟んだ魚貝のタルタル、武蔵野の香り」。黄色はウズラの卵黄。皿の右に置かれた袋はレストランの庭でとれた山椒などをフリーズドライしたもの。好みでかける。コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 1998に合わせた一品。
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