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(左)キメラ ブレスレット。中国とインドの影響を受けたブレスレットで、カルティエの異国文化への興味を表した作品だ。© Cartier(中)メキシコ女優のマリア・フェリックスのための特注制作。接合式となっており、それぞれのクロコダイルを離して、ブローチとしても使える他、合体させてネックレスとしても使える。N. Welsh, Collection Cartier © Cartier(右)メゾンのアイデンティティーにとって重要であるウオッチにおいては、15点というかつてない数のミステリークロックが展示予定。洗練と巧緻の極みと言える作品たちだ。 N. Herrmann, Collection Cartier © Cartier
本展では、カルティエのクリエーションを用途とスタイルの変遷に従って展示。カルティエ史上、最も重要な展覧会になるとあって、ジュエリーやオブジェ、ウオッチ、置時計など約600点もの作品が集結する。展示される主なものは「カルティエ コレクション」だが、その他に美術館などの公共機関やメゾンの歴史を象徴する人物たちのプライベートコレクションから貸与された約50の作品も加わる。特にグレース后妃の洗練された趣味をしのぶことができるモナコ皇室コレクションの格調高い約20点の作品に期待が高まっている。
 160年以上の歴史の中で、いかにカルティエが様々な造形を作り上げてきたのか、そしてその中で追求してきた本質的な美、さらにはジュエリーやアクセサリーが果たしてきた社会的な役割を知ることができる貴重な展覧会。この展覧会のためにパリへ飛んでも惜しくはないだろう。


●「カルティエ、スタイルと歴史」展
会期:2013年12月4日(水)~2014年2月16日(日)
会場:グランパレ サロン・ドヌール
www.grandpalais.fr
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