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立体的なフォルムの「ニコラ」は、サンクトペテルブルクの宮殿からインスピレーションを受けたという新作。ブルートパーズ×サファイア×アメシスト×グリーンガーネット×ダイヤモンド リング245,700円 ネックレス252,000円。
大人の可憐なフェミニティ
NINA RICCI
Photo Takehiro Hiramatsu(digni) Text Rie Nakajima
「パリジェンヌのフェミニティ」をコンセプトに持つニナ リッチのジュエリーコレクション。パリからウィーン、サンクトペテルブルクへと、ヨーロッパの優雅な旅をモチーフにした秋冬の新作は、大人の女性の遊び心をくすぐるシックな輝きに満ちている。
1883年、イタリアのトゥーランで生まれたマリア・ニナ・リッチ。家族とともにモナコへ移住し、その後、20年間のパリ生活を通してデザイナーとしての才能と知識を培った。シンプルな中に純粋な女性らしさを追求した彼女のデザインは、洗練されていながらリラックス感を持ち、あらゆる女性を解放するものだった。そんなマリア・ニナ・リッチならではのフェミニティが、パリジェンヌに熱烈に支持されたのだ。
 1932年、マリア・ニナ・リッチは息子のロベールとともにクチュールハウスを設立。柔らかなドレープやテーラリングを生かしたオートクチュールで、一躍時代の寵ちょう児じ となる。フレグランスでは、1948年に発表した「レール・デュ・タン(時の流れ)」が大ヒット。ニナ リッチの名を世界中に知らしめた。
 2012年、ニナ リッチはメゾン創立80周年を迎えた。現在は、その歴史を生かしながら、時代のトレンドに合わせたコレクションを発表し続けている。そしてプレタポルテとともに女性たちを引き付けているのが「パリジェンヌのフェミニティ」をコンセプトに持つジュエリーコレクションだ。年2回のプレタポルテコレクションのテーマに合わせて、特別な日の華やかなジュエリーから日常使いのシンプルなものまで、バリエーション豊かに展開している。
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