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島の密度は日本一だという九十九島。複雑に入り組んだリアス海岸と208もの島々が生み出す、圧倒的な自然美が広がる。8カ所ある展望所の一つ、展海峰(てんかいほう)からの眺め。
美しき佐世保
Photo Chiyoshi Sugawara Text Junko Chiba
かつて旧海軍の鎮守府が置かれ軍港として栄えた長崎県佐世保には、
ここでしか出合えない美しきものがある。
一つは、個性あふれる208もの島々が点在する西海国立公園 九十九島(くじゅうくしま)。
佐世保湾の外側から北へ25㎞にもわたる、
その手付かずの自然が織り成す景観は、息をのむほどに美しい。
そしてもう一つ、三川内(みかわち)焼だ。
佐世保市の東部に位置する三川内は、
400年余りにわたって、窯の火を燃やし続けている磁器の産地である。
かつて「平戸焼」と呼ばれ、藩に手厚く庇護される中で技を極め、
遠くヨーロッパの王侯貴族たちにも愛されたという「三川内焼」。
歴史の波に洗われながらも、優れた技術が脈々と受け継がれ、
2016年に文化庁「日本遺産」に認定された。
複雑に入り組んだリアス海岸と208の島々が重なり、美しい景観が広がる九十九島。ほぼ全域が1955年に西海国立公園に指定され、288.5㎞に及ぶ海岸線の80%以上が自然海岸のまま保全されている。波静かな浦々では、牡蠣や真珠の養殖も盛んだ。日差しの変化とともに刻々と表情を変え、季節ごとの花々や鳥たちが彩りを添えるこの景色は、飽くことのない感動を与えてくれる。
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