


(上)鞄から財布、小物までがそろうファクトリーショップ2階のショップスペース。歴代の名品や持ち主から保管を依頼された古い鞄も置かれている。細やかに作られた鞄は美しい。(左)築85年の主屋をリノベーションしたファクトリーショップ。奥の蔵がオーダールーム。ずっと見守ってきた神社もある。(右)35歳で3代目社長に就任した植村賢仁氏。自身も一流の鞄職人である。社長のこだわりで革はイタリアなど海外の品を使う。
この夏、創業102年を迎えたマスミ鞄嚢は、これからの100年に向けてファクトリーショップをオープンした。賢輔氏が建てた築85年になる主屋をリノベーションした店内は、職人たちが鞄を作る姿や音、匂いなどを五感で感じながら、ゆっくりと鞄を見られる造りだ。アタッシェケースやボストンバッグ、ブリーフケースといった代表的な鞄はもちろん、同社で革を張った机や椅子、船箪笥などの家具も展示。鞄とライフスタイルをテーマに、同社のモノづくりを伝えるという試みだ。
「これまでは百貨店などで定期的にオーダー会を開いていましたが、スペースが限られていることもあり、お客様と十分にお話しする時間がとれませんでした。ここなら、当社の歴史や世界観を、肌で感じていただけると思います」とは、3代目社長の植村賢仁氏。代々、社長が鞄職人であるというのも、モノづくりを第一とするマスミ鞄嚢の特徴といえる。「ファクトリーショップの奥にある蔵を改造したオーダールームでは、私を始めとする鞄職人が、お客様の要望をしっかり聞き、パターンオーダー、セミオーダー、フルオーダーとご提案します。革はもちろんのこと、糸やパーツなど細かな部分へのこだわりにも応え、大切な人生の伴侶となれる、見た瞬間にお客様の心を動かす鞄を作る。それが私たちのモノづくりの信条です」
●マスミ鞄嚢
兵庫県豊岡市立野町5-1 TEL0796-37-8177
「これまでは百貨店などで定期的にオーダー会を開いていましたが、スペースが限られていることもあり、お客様と十分にお話しする時間がとれませんでした。ここなら、当社の歴史や世界観を、肌で感じていただけると思います」とは、3代目社長の植村賢仁氏。代々、社長が鞄職人であるというのも、モノづくりを第一とするマスミ鞄嚢の特徴といえる。「ファクトリーショップの奥にある蔵を改造したオーダールームでは、私を始めとする鞄職人が、お客様の要望をしっかり聞き、パターンオーダー、セミオーダー、フルオーダーとご提案します。革はもちろんのこと、糸やパーツなど細かな部分へのこだわりにも応え、大切な人生の伴侶となれる、見た瞬間にお客様の心を動かす鞄を作る。それが私たちのモノづくりの信条です」
●マスミ鞄嚢
兵庫県豊岡市立野町5-1 TEL0796-37-8177