
素材の革見本やケースなどが置かれたオーダールームは、ファクトリーショップの奥にある蔵を改造したスペース。完全予約制で1日2組のみを案内。上に見えるのは豊岡伝統の柳行李。

持ち主の人生に寄り添う鞄
Photo Satoru Seki
Text Rie Nakajima
Text Rie Nakajima
創業102年のマスミ鞄嚢(ほうのう)は、豊岡鞄の黎明期から製造に携わってきた。日本鞄史上に残る数々の名品を産み出してきた職人技への矜持が、鞄はもちろんのこと、その美しい道具一つ、革一枚にまで宿っていた。