
進化するがん治療法「免疫細胞治療」(1)
Photo TONY Text Chiho Kato
がん治療の新しい選択肢「免疫細胞治療」
日本人死因のトップである「がん」。日本人の2人に1人が罹患し3人に1人が死亡、年間では約30万人が死亡している最大の疾病だ。これまで、がんに対する治療は外科療法、放射線療法、抗がん剤などの化学療法が三大治療法といわれ、長い間、「標準的治療」として医療が行われてきた。しかし近年、第4の治療法として「免疫細胞治療」が登場し、注目を集めている。一体どんな治療法なのか? 日本初の免疫細胞治療専門医療機関である「医療法人社団 滉志会 瀬田クリニックグループ 瀬田クリニック東京」の後藤重則院長に詳細を伺った。

瀬田クリニック東京の待合室。明るい照明や観葉植物などで患者のリラックスを促す。