
樹齢200年の天然檜風呂
美しく光沢に富み、香り高く、殺菌作用や耐久性にも優れた
檜創建の工房はすがすがしい木の香に満ちている。ここ木曽地方は、「木曽五木」と呼ばれる、耐水性に優れた良質な常緑針葉樹である檜、椹(さわら)、高野槙(こうやまき)、翌檜(あすなろ)、鼠子(ねずこ)を産する。中でも檜創建では、伊勢神宮でも使用される樹齢200年以上の木曽檜を始め、高野山付近に多い高野槙など銘木とされる6樹種にこだわって製作を行う。
「江戸時代に幕府が伐採を規制したため、木曽には今も良質な天然檜が残されているのです」と、檜創建2代目社長の小栗幹大氏は言う。現在も国が管理する天然檜を購入するには、許認可が必要である。それでも、最高品質の檜風呂を作るには、民間が管理する植林檜の樹齢40~50年の若い檜に比べ、耐水性が優れた天然檜が欠かせないのだ。
良質な木材に恵まれているだけでなく、この辺りは江戸時代から尾張藩の尾州檜で知られるように、桶(おけ)や城の建築における加工技術が発達し、職人たちが腕を競った地域だ。今もその技が受け継がれ、檜創建にも20代から60代までの腕利きの職人が集っている。木の目を見ながら、機能的で見た目にも美しい仕上がりになるよう材木を張り合わせていく作業は、職人の感覚なしには成し得ない。地元の環境と、この地の“人の技術"を生かした、手作りの風呂桶こそが、檜創建の強みなのだ。
「江戸時代に幕府が伐採を規制したため、木曽には今も良質な天然檜が残されているのです」と、檜創建2代目社長の小栗幹大氏は言う。現在も国が管理する天然檜を購入するには、許認可が必要である。それでも、最高品質の檜風呂を作るには、民間が管理する植林檜の樹齢40~50年の若い檜に比べ、耐水性が優れた天然檜が欠かせないのだ。
良質な木材に恵まれているだけでなく、この辺りは江戸時代から尾張藩の尾州檜で知られるように、桶(おけ)や城の建築における加工技術が発達し、職人たちが腕を競った地域だ。今もその技が受け継がれ、檜創建にも20代から60代までの腕利きの職人が集っている。木の目を見ながら、機能的で見た目にも美しい仕上がりになるよう材木を張り合わせていく作業は、職人の感覚なしには成し得ない。地元の環境と、この地の“人の技術"を生かした、手作りの風呂桶こそが、檜創建の強みなのだ。

“繊細な女性”をイメージして生まれた「O-Bath mayu」。繭のような柔らかな曲面と檜の香りが心身を優しく包み込む。