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長崎県最大の広さを誇る平野
福岡県の博多港から西に67㎞、佐賀県の呼子(よぶこ)港から北に26㎞の場所に位置する壱岐島。九州本土と朝鮮半島の間、玄界灘に浮かぶ島である。対馬(つしま)とともに古代から“東アジア"の交流拠点として重要な役割を担ってきた。
 よく方面的に「壱岐・対馬」と同じように扱われるが、地形で見ると、二つの島は大きく異なる。200m以上の山がそびえ立つ対馬島に対し、壱岐島は標高100m前後の小高い丘陵が広がっており、島全体の地形が緩やかである。こうした丘陵地が島の80%以上を占め、最も高い岳(たけ)の辻(つじ)でも標高は213mだ。島の南東部を流れる全長9㎞の幡鉾川は内海湾に注ぎ、その途中、長崎県内でも最大級の広さを誇り、原の辻遺跡がある通称、深江田原が広がる。現在は米や麦を産する、県内有数の穀倉地帯となっている。あと、壱岐島は離島ながら、地下水が豊富で、昔から米作りが盛んだ。
円盤状の台座の上に直径40mの円墳が造られた2段構造の笹塚古墳。石室からは世界で唯一の亀形の金銅製品を始め、多種の金銅製馬具が出土しており、162点が重要文化財に指定されている。
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