より自然に近い形でのびのびと育てられた豚や鶏、細やかな愛情をかけられた育った野菜や果物。屋久島の海で獲れる旬の魚介など、選び抜かれた“本物”だけが「sankara hotel&spa 屋久島」に集められる。
本物の美味しさを求める人々との出会い
自然の力を取り戻す旅。武井氏の素材探しの旅は、生き物が本来持っている姿を大切にし、大地や海の力を借りて、食べものを創る人々を訪ねる旅でもあった。農薬に頼ることなく、少数でも本物の美味しさを宿した農作物を創ろうとする農家。ストレスを与えないように豊かな自然の中での飼育を心がける畜産家。甘味だけを強調するのではなく、果物本来の酸味や香りを大切にする果実農園。そうした生産者の“食”や“自然”にかける想いの熱さを感じ、武井氏の料理への情熱はいっそう高まった。天からの恵みであり、育てた人々の思いがこもったこの食材を、どう料理として昇華させるのか？ “洋上のアルプス”ともいわれる雄大な屋久島の自然の中で、「sankara hotel&spa 屋久島」でしか出せない最高の一皿に、武井氏は日々挑戦している。
